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ワイヤーフレーム型からコンテンツファースト型へ
ホームページ制作のこれまで主流だった方法は、
最初にダミーコンテンツを配置したデザイン・レイアウトの形を作って(ワイヤーフレーム)、その後、コンテンツをその形の中に流し込む…というものでした。
下に簡易的な事例を表示しましたが、つまり、
1. デザインの形を最初に決めて作ってしまう
2. それに合わせたコンテンツ作成
3. コンテンツの流し込み
という制作の順番だったわけです。
【ワイヤーフレームの例】
つまり、「ワイヤーフレーム型」のホームページ制作とは、
デザイン・レイアウトが先 ⇒ コンテンツは後
という流れになります。
今でも多くのホームページ制作業者がこの方法を取っているのですが
実は時代の流れに合わなくなってしまっています。
その理由は、
- 閲覧端末が多様化したこと
- SEOがコンテンツ中心に変わったこと
にあります。
閲覧端末の多様化
ホームページ閲覧がパソコンだけの時代では「ワイヤーフレーム型」で制作することで綺麗なホームページを制作しやすく問題はなかったのですが、
今では、スマホ、タブレット、パソコン、と様々な端末からホームページを閲覧するようになっています。
「ワイヤーフレーム型」では、こうした多様性に対応できないため、
例えばスマホ用に別建てで「スマホ用のワイヤーフレームを組む」など2重の制作費がかかるようになってしまいました。
そこで登場したのが、レスポンシブデザインです。
レスポンシブデザインは、
閲覧デバイスの横幅に合わせて自動でデザインが変化して行く仕組みですので、
ピクセル単位で最初にデザイン・レイアウトを組むワイヤーフレームの考え方とは全く別の制作方法になります。
ホームページ閲覧デバイスの多様化で、ワイヤーフレーム型は時代遅れの方法になってしまったのです。
コンテンツ中心のSEO時代
ワイヤーフレーム型のホームページ制作では、デザイン・レイアウトが先に決まってしまうため
各項目の文字数を合わせる必要がありますので、
長く書きたい内容を短くしたり、短い説明で十分な項目も薄めて長い文章にしたりしなければなりません。
また、制作中に別の内容を入れたくなったりする場合に柔軟に対応することができません。
つまり、ワイヤーフレーム型では
コンテンツづくりに強い制約がかかるのです。
ですが今では、検索エンジンは「コンテンツを中心に評価」を行い、検索順位を決める時代になっています。
コンテンツ作りに制約がかかる制作方法では、
検索順位が上がりにくい状況に入っています。
コンテンツファースト型へ!
ワイヤーフレーム型のホームページ制作が
「デバイス多様化」「コンテンツSEO時代」に合わなくなっている中で
「コンテンツファースト型」のホームページ制作への転換が必要となっています。
つまり、はじめにデザイン・レイアウトを決めてしまうのではなく、
初めにコンテンツを作り込んで、
デザインはそれに合わせて柔軟に制作して行く、ということです。
ホームページ制作において、またSEOにおいて、
最も重要なことは「誰に、何を、どのように伝えるか」です。
伝えるべき内容を最初にすべて書き込み、コンテンツを完成させたのちに、
それに合わせてデザイン化して行くことになります。
コンテンツの流れ・内容応じて、柔軟に画像や図を入れて行くことになりますから
閲覧者にとっても
「よみやすく」「わかりやすい」デザインに仕上げて行くことができます。
「コンテンツSEO時代」「レスポンシブデザイン時代」に入った今、
ホームページ制作も
「ワイヤーフレーム型」⇒「コンテンツファースト型」への転換が求められています。
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