2024年11月のGoogleコア アップデートについて

2024年11月のコア アップデート

2024年11月のコアアップデート

2024年11月12日、Googleは、
検索エンジンアルゴリズムの「コアアップデート」を発表しました。
今回のアップデートは8月に行われたコアアップデートから約2ヵ月というスパンです。

コアアップデートとは、Googleが検索エンジンのアルゴリズム(ランキング決定の仕組み)を大きく改善・改定することを言います。
Googleは、検索結果の品質向上のために、定期的にアルゴリズムのアップデートを行っておりますが、
コアアップデートについては、その方向性・概要のみの発表となります。

では、「X」「LinkedIn」で、Googleから発表された内容から見て行きましょう。

「X」でのGoogle発表↓

本日、2024 年 11 月のコア アップデートをリリースしました。近いうちにランキング リリース履歴ページに追加し、ロールアウトが完了したら更新します。コア アップデートの詳細については、以下をご覧ください。
https://developers.google.com/search/updates/core-updates?hl=ja

(2024年11月12日)

「LinkedIn」でのGoogle発表↓

本日、Google 検索の 2024 年 11 月のコア アップデートをリリースしました。

この更新は、ユーザーが純粋に便利だと感じるコンテンツをより多く表示し、検索で高いパフォーマンスを発揮するためだけに作られたと感じるコンテンツを減らすことで、検索結果の品質を向上させるための取り組みを継続することを目的としています。
・・・・
ロールアウトが完了するまでに最大2週間かかる場合があります。

(2024年11月12日)

11月のコアアップデートの概要

今回のコアアップデートの概要は以下となります。

  • 開始からロールアウトまで、最大2週間程度
    (11月12日~26日くらいまで)
  • ユーザーにとってより有益と考えられるページを上位表示しやすくする
  • 検索エンジン向けに(上位化のためだけに)作成されたサイト・ページを排除して行く

という方向性となります。

これは、Googleがここ数年、一貫して進めてきた方向性ですので、
この流れに従って、より改善を加えたアップデートになる、と考えられます。

まずは、自社サイトの検索順の変動を見ておきましょう

2週間程度の期間でアップデートが行われますので
サイトによっては、大きく順位が変動する(下がる)ことも考えられます。

まずは、この期間(11月26日くらいまで)において
自社サイトの検索順位がどのように変動するか確認しましょう。

コアアップデートに関する考え方

どのような順位変動か確認する

まずは、自社サイトのコアアップデート期間中の検索順の変動を確認して、現状把握することが必要です。

「順位変動がない」「上がった」場合は、
とりあえず、現状では、検索エンジンの進化の方向性から大きくは外れていない、と考えられます。
(ただし、「原状では…」ということを忘れないようにしましょう)

「検索順位が少し下がった」場合、
たとえば「2位」⇒「4位」に下がったようなケースでは
あせって対策する必要はありません。
おおむね検索エンジンから高評価を受けているわけですから、
下がった要因は、他サイトがコンテンツ対策を充実させた、とか
自社サイトの更新がなされていない(サイトの放置期間が長くなっている)…などで、相対的に少し順位が下がった、ということになります。
(コアアップデートの影響とは違う可能性が高いです)

ですが「検索順位が大きく下がった」場合、
たとえば「2位」⇒「45位」に下がった(または、検索圏外に…)のケースでは、
コアアップデートの影響が考えられます

この場合は、あせって、方針も立てずにやみくもに対策を行うのではなく、
現状を分析し直して、対策方針をしっかり立てることから始めることをお勧めします。

Googleの方向性は一貫している

検索エンジンのアップデートのたびにネット上ではいろいろ考察が書かれたり、右往左往することが多いですが、
Googleの検索エンジン改善の方向性はこの間、一貫しています。

つまり、下のような方向性です。

  • 検索ユーザーが、読んで満足するページを上位表示させる
  • 上位化のために裏ワザ的な手法を使っているサイトを排除する

つまり、「ユーザーファースト」「コンテンツファースト」ということになります。

今年3月にGoogleが表示した「スパムポリシーの改定」では
「オールドドメイン利用」や「低品質ページの大量生成」などがスパムとされましたが、
これも、「ユーザー満足度と関係ない、裏技手法の排除」の流れにあります。

ですので、私たちがホームページ運営やSEOを考えるときの方向性も、一貫しています。

  • ユーザーファーストのサイト作りを徹底する
  • 裏技手法は使わない

ということです。

ユーザーファーストのサイト作りの徹底を!

検索エンジンの改善の考え方(アップデートの方向性)は一貫しているわけですから
ホームページ運営を行い、SEOを考える私たちにとって、やるべきことも一貫しています。

以下の点を考えて、日々サイトを改善改良して行きましょう。

最新の情報を提示しよう!

サイト内のコンテンツを更新せず、放置していませんか?
最新の情報に書き換えていますか?

検索エンジンは、サイト内のページの細部までチェックし、最新情報に書き換えられているか、長いこと放置されているかを確認しています。

すき間時間などを利用して、少しづつでも最新情報を提示して行きましょう。

読みやすい・わかりやすい内容ですか?

ユーザーがページを読んだときに「わかりやすい」「ためになった」と感じてもらえるように
既存のページを更新して行きましょう。

ユーザーが気に入るページなら、それだけ長い時間をかけて読まれるようになりますので
平均閲覧時間(平均エンゲージメント時間)が伸び、
検索エンジンの評価も高まります。

低品質ページを量産しない

「内容が薄い」ページを大量生産することは、今ではSEOにマイナスとなります。

生成AIを使えば、それなりのページが短時間で出来上がりますが
そのようなページは、検索エンジンが見抜きます!

生成AIを使うことは問題ないのですが、うまく活用して、
あくまでもユーザーが満足する内容に仕上げることは、人間が(ユーザーの立場に立って)行わなければ、ユーザーファーストのコンテンツにはならず、SEOにプラスにはならないのです。

ユーザーが求めている内容は何かを考えましょう。

たとえば
「SEOに強いホームページ制作会社」という検索と
「SEOに強いホームページ制作の方法」という検索では
検索した人が求めている内容は全く違います。

その検索ワードで、ユーザーが求めている内容は何か?を考えて
それに即したコンテンツを制作するようにしましょう。

・・・・・

検索エンジンのコアアップデートは、これからも続きます。

ただ、「ユーザーファースト」「コンテンツファースト」は
これからも一貫した流れになって行くことでしょう。

日々、ホームページをこの考え方に沿って作って行くことで
アップデートに左右されない(むしろアップデートのたびに順位が上がって行く)
SEOに強いサイトになって行きます。

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