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バーチャルオフィスを活用したSEO対策
個人事業で起業するときに、
または、個人事業から法人化するときに・・・「住所」をどうするか、
悩みの種になることがあります。
自宅を事業の所在地とする場合、
自宅住所が公になりますので、グーグルマップのストートビューなどで自宅の建物(=会社所在地)までが簡単に確認されてしまいます。
プライバシーの点で懸念が生じるわけです。
また、賃貸の場合や公団などの場合では、そもそも自宅としている住所を事業の所在地として登記することができない…ということもあるでしょう。
Gマップ/ストートビュー例
そうしたときに、簡単に・低コストで利用できるのが「バーチャルオフィス」です。
また、「SEO」対策上でも、住所をどうするかは、とても重要となります。
そこで、このページでは「バーチャルオフィスとSEO」の関係、
「バーチャルオフィスを活用したSEO対策」について解説してまいります。
バーチャルオフィスとは?
バーチャルオフィスとは、物理的にオフィススペースを借りることなく、
ビジネスに必要な「住所」等のオフィス機能を利用できるサービスです。
バーチャルオフィスを利用することで使えるようになる「住所」は、
法人登記も、ホームページに記載することもできます。
非常に低コストで、
たとえば、その地方の一等地などの住所を利用することも可能になります。
バーチャルオフィスの主なサービス内容を確認しておきましょう。
- 住所の貸し出し
法人登記やWebサイトへの記載など、ビジネス上必要となる住所貸し出し
- 郵便物の保管・転送
届いた郵便物を保管し、指定の場所へ転送することも可能
- 電話・FAX転送
電話番号やFAX番号の貸し出しや転送サービスも可能
- 会議室・談話室の利用
会議や打ち合わせのスペースを有料で使うことができます
上記が主なサービスで、
利用料金の相場は、月額で数百円~数千円程度となります。
ただし、法人登記の場合には料金が上がる場合もありますし、
電話や郵便物の扱い、会議室利用料金などは、契約によって異なりますので、最初にしっかりと確認することが大切です。
バーチャルオフィスとSEO
NAP情報と住所
SEO対策とは、自社サイトを検索で上位表示させるためのHP対策のことです。
SEO対策で行うべきことは様々あるのですが、
重要要素として「NAP情報」というものがあります。
NAP情報とは、Name(名称)、Address(住所)、Phone number(電話番号)のことで、
検索エンジンは、この3点セットを通じて、サイト運営者の事業(リアルでの事業者情報やWEBでの活動実態)を評価して行きます。
とくに「住所」は重要情報で、
たとえばA市で整体院を営んでいて、「A市 整体院」という検索で上位になりたいのであれば、
A市に住所があることは必須となります。
検索エンジンは、店舗型・地域型ビジネスにおいて、「住所がどこにあるか」を非常に重視するためです。
バーチャルオフィスの住所と検索エンジンの評価
では、「バーチャルオフィスで使えるようにした住所」を
検索エンジンはどのように評価するのでしょうか?
SEOホームページで制作したお客様の事例をご紹介します。
そのお客様は、全国展開でコンサルティング事業を展開することを目指して起業した「個人事業者」の方なのですが、
事業内容的に、オフィスを構える必要もなく、
かといって「自宅」をネット上に公開することにも抵抗があり、
どうしていいか悩まれていました。
そこで「バーチャルオフィス活用」をご提案して、住所を確保し、ホームページ上で住所を掲載しました。
結果として、全国ワードで検索1位になり、
WEB集客が順調に拡大するだけでなく、
様々な取材を受けるなど知名度も上がり事業拡大を続けています。
(現在も、住所はバーチャルオフィスの住所です)
つまり、バーチャルオフィスの住所であっても、
検索エンジンはしっかりと評価して、検索順位が上がる…というわけです。
全国展開の時でも、地域密着型の事業でも、
住所は非常に重要で、SEO対策においても、住所はバーチャルオフィスの住所を必要に応じて活用することは有効な方法となります。
SEOに有効なバーチャルオフィス活用とは?
バーチャルオフィスの住所が、SEO対策上も有効であることを見てきました。
では、さらにSEO効果を上げるための方法をご案内いたします。
バーチャルオフィスが必要かどうかを判断する
バーチャルオフィスが、ご自分に事業において
「必要かどうか」「有効かどうか」「デメリットはないか」
などをしっかりとチェックしましょう。
たとえば、BtoBの事業で、取引先が比較的大規模な企業の場合、
取引前の信用調査において「バーチャルオフィス」を使っていることを相手企業に把握され、信用性が落ちる…ということもあります。
また、行政書士などの士業においては
事務所要件があり、鍵がかかるスペースの確保が必要で、オフィスの写真を撮影して登録する必要があるなど、バーチャルオフィスでは開業できない業種があります。
この場合は、バーチャルオフィスではなく、「レンタルオフィス」(一定のスペースを専属的にレンタル確保する)を活用しましょう。
建築許可などの許認可が必要な事業においては、バーチャルオフィスの事業者は不可、となることもありますので
業種・業態に応じて、自分の事業で活用できるかの判断が必要となります。
バーチャルオフィスの活用は
コスト面、事業内容などを総合的に考えて活用してください。
NAP情報を統一してSEO効果を上げる
バーチャルオフィスの住所を確保したら、
WEB上でNAP情報を統一して表示して行くことが、SEO対策において重要になります。
WEBサイト
自社サイトにNAP情報(事業者名・住所・電話番号)を明示しましょう。
「事業者概要」ページを作って、そこにNAP情報を表示することは必須で、
トップページやフッター(サイト下部の共通部分)にも明示することがおすすめです。
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供しているビジネス情報登録・運営サービスで、
ローカルSEO(MEO対策ともいいます)において必須となります。
起業したら、まず、Googleビジネスプロフィールに登録して、自社サイトで表示したNAP情報と同じものを、登録してください。
Googleビジネスプロフィール登録で
検索結果の「ローカルパック」に表示される可能性もある!
SNSでのNAP情報
インスタグラムやXなどのSNSを活用する場合も、NAP情報を統一して登録することがとても大切です。
検索エンジンは、NAP情報をもとににして、WEB上のあらゆる情報を把握して評価していますので、
NAP情報が統一されていれば、
あなたの会社のWEB上での活動の全てを検索エンジンが把握し、総合評価してくれるようになり、SEO上でも有利になります。
ここで「NAP情報が統一」ということを強調しましたが
「統一」とは、表記方法を完全に統一することを言います。
たとえば、
「○○町1番地24号」と「○○町1-24」では、違う住所地と判断されることがありますので、住所表示は、半角か・漢字か…まで含めて統一して、WEBサイト、Googleビジネスプロフィール、SNSにて登録・表示してください。
お読みいただきまして誠にありがとうございます。
バーチャルオフィスは、
SEO対策上において有効活用できることをご理解いただけたかと思います。
ぜひ、必要に応じてご活用いただき、
あなたのビジネス発展につなげてください。
著者:SEOコンサルタント・ウェブデザイナー
SEOホームページ代表 占部圭吾
「SEOホームページ」では、ホームページ制作時に、キーワード調査・SEO戦略立案をご提案して、ご依頼者様まと共に、SEOに強い・WEB集客できるサイト制作を行っております。
バーチャルオフィスの活用まで含めてご相談をお受けしておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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