サイトリニューアルでSEO効果を上げる方法

サイトのリニューアル時に、SEO強化を図ることはできるでしょうか?
狙ったワードで検索での上位表示をどのように実現すればよいでしょうか?

ホームページのリニューアル時は、全面的なSEO対策の好機であり、
サイトコンテンツ、SEOタグ設定などあらゆる内容を見直し、
最高のサイトに仕上げることが可能となります。

サイトリニューアルを検討されている会社のweb担当者様や個人場主様は
ぜひ、このページの内容をご確認いただき、
リニューアルを機に、大きなWEB集客力を実現してください。

リニューアルとSEO

サイトリニューアルを考えるときは?

サイトのリニューアルは、いろいろなケースで検討すると思います。
例えば、

デザインが古臭い

レスポンシブデザイン(PC・スマホ・タブレットなどに自動対応するデザインシステム)が主流となっている現在、
シンプルで読みやすいデザインが求められるようになっています。
「文字が小さくて読みずらい」「配色がしっくりこない」「画像にリアリティーがない」など、デザインを一新することで、ユーザーへのアピール力が大きく変わります。

システムが古い

SSL対応(通信の暗号化)は、閲覧者の個人情報を守る上でも、SEO対策上でも必須の時代となっています。何らかの理由で、SSL対応が取れない場合は、リニューアルを契機に導入しましょう。
また、Flashなど、現在は作動しない古いシステムを使った表示を行っている場合も、リニューアルで表示を一新するとよいでしょう。

CMSやブログがない

CMSとは、自分のパソコンでホームページを編集できる機能のことで、更新頻度を高め、SEO強化するする上で非常に重要です。
また、ブログをサイト内に設置することで、お客様への情報発信が自由に行えるようになり、SEO対策としてもとても効果があります。
CMSやブログがない場合も、サイトリニューアルを機に導入するとよいでしょう。

HP制作会社に不満

HP制作会社について「レスポンスが遅い」「更新を頼んでもなかなか対応してくれない」「連絡がつかない」「毎月の料金が高いわりに何もしてくれない」・・・
など制作会社に対する不満からリニューアルを考えるケースもとても多いです。

おそらくこうしたことが契機となり「そろそろHPのリニューアルをしようか…」と検討を始まられることが大き化と思います。

ですが、現行サイトで、一番の問題は
サイトを見に来る人がほとんどいない」(アクセスが少ない)
検索で上位化できない
ホームページがビジネスの役立っていない」(反応がない)
ということではないでしょうか?

つまり、ホームページの集客力の問題です。

ここには、ホームページの「SEOが機能していない」という問題があり、
リニューアルで最も重視するべきは「SEO対策強化」であり、
SEO強化抜きにニューアルを行っても「効果的でない」ケースがほとんどといえます。

SEO対策とは?

SEOについては、このページをお読みの方は概要をご存知かと思いますので
ざっくりと説明しておきます。

たとえば、あなたの事業が「A市の泌尿器科クリニック」だとしますと
「A市 泌尿器科」という検索で1位か2位などの上位表示されていれば
「A市 泌尿器科」を探している人にとって
「A市で泌尿器科の専門病院なんだ!」と思ってもらうことができ、HPを見て、来院につながりやすくなります。

つまり、自分のビジネスに関する検索ワードで上位表示するとは、
集客力」と「権威性」を得ることができるということです。

この、狙ったワードで上位表示するための対策が「SEO」であり、
ホームページがビジネスに有効に働いてくれるかどうかは、SEOに非常に多く依存することになるわけです。

リニューアル前のSEO準備

サイトのリニューアルのためにHP制作業者をやみくもに探す前にきちんと準備をすることが大切です。

リニューアルを通じてSEO強化をする上でも、
SEOに強いHP制作業者を探すうえでも、
以下の準備をしっかり行ってください。

サイトリニューアルの準備

ドメイン管理を確認する

まず、ドメインの管理がどのようになっているか、
確認してください。

ドメインとは、たとえば「abcd.com」などで
ホームページURLはドメインで構成されます。

  • ドメインが自社管理なのか?
  • ドメインがHP制作会社の管理なのか?

ドメインとは

ドメインの継続は

 きわめて重要!

ドメインが「自社管理」の場合は、
ドメイン管理会社名(ムームードメインなど)とログイン情報(ID・パスワード)をあらためて確認しておきましょう。
(リニューアル時に使いますので)

ドメインが「HP制作会社の管理」の場合は、
HP制作会社に連絡して、「HPを他社でリニューアルするので、ドメインの移管手続き」を行ってもらうように、あらかじめ連絡してください。
(移管手続きの手順などを確認する)

なぜ、ドメイン管理の確認が大切かといいますと
ドメインをリニューアル後も継続することがSEO的に非常に重要だからです。

もし、ドメインが継続できない、ということになりますと

  • HPのURLが変わってしまう
  • ドメインの利用履歴・被リンク効果が切れてしまう

ということになります。

既存のお客様がHPを見れなくなり、
検索エンジン評価がリセットされるので、SEO効果もゼロからやり直しになり、
URLを表示している名刺等の印刷物の作り直し、
ドメイン関連のメールアドレスを使っている場合は、使えなくなる
・・・など、大きな影響が発生します。

悪質なHP業者の場合は、ドメイン移管に応じてくれないケースもありますので
あらかじめドメインについてクリアにしておくことが大切です。

ドメインの利用期間が長いほどSEOなどのマイナスの影響が大きくなります。
利用期間が1~2年程度で、メルアドでドメインを使っていないなどの場合は、新しいドメインに変えても、比較的影響は小さいですが、この場合でも
できるだけドメイン継続した方が、SEO的にも、ビジネス・集客上でもベターです。

現状把握を行う

リニューアル前に、現在のホームページ状況をしっかり把握しておきましょう。

検索順位

狙って来たキーワードで検索順位が現在何位にランクされているのか?
把握しておきましょう。(複数のワードで順位を調べて、表にしておくとよいでしょう)

タイトルタグ

タイトルタグは、検索エンジンに、サイトや各ページの内容を伝えるSEO上非常に重要なタグ設定となります。
タイトルタグ設定の内容が、狙っているワードで上位表示できない原因となっている例も多いですので、現在どのような設定になっているのか把握しておきましょう。

タイトルタグを確認するには、サイトドメインがたとえば「abcd.com」の場合、
「site:abcd.com」と、URLのところに入力してEnterキーを押すだけです。

site:~を入れる

タイトルタグを把握する

閲覧数・滞在時間・内部リンク

ここは「できれば」行っていただきたい内容ですが
Googleアナリティクスを導入しているなら「ユーザー数」(毎日の訪問数)や「サイトの滞在時間」(平均エンゲージメント時間)などを把握しておきましょう。

サイトの内部リンク構造がどうなっているかも見ておきましょう。
サイト内の各ページから他ページへのリンクがどのように設定されているか、です。

リニューアル後の「目的」を明確にする

ホームページをリニューアルする「目的」を明確することで、
SEO対策もその目的の中に位置づけることができます。

現在のサイトを見直し、
「どのようなサイトにして」
「どのような結果を得たいのか」
を明確化しましょう。

現行サイトについて、以下のような問いをしながら考えるとよいかもしれません。

ホームページをリニューアルする「目的」は?

  • ユーザー目線で、サイトは読みやすく・わかりやすいか?
  • お問合せなどの反応(コンバージョン)はどれくらいあるか?
  • アピールポイントや差別化は訴求力をもっているか?
  • ターゲット層(年齢・性別・指向など)は明確になっているか?
  • ホームページを通じて、どのような結果を得たいのか?

SEOに強いHP制作業者を選ぶ

サイトのリニューアルを通じてSEO強化・検索上位化の達成をするためには
SEOに精通しているHP制作業者を選ぶ」ことが決定的に重要です。

多くの方は「HP業者は皆、SEOがわかっている」と認識してしまっていますが、
これは大きな誤解です。

ほとんどのホームページ制作業者は、
「WEBデザインをする会社」であり、デザインすることが仕事となっています。

SEOに強いHP制作業者を選ぶ

ほとんどのHP制作業者が、「効果的なキーワードの選び方」も、「コンテンツ作成を通じたSEO対策」も、「SEO上やってはいけないデザイン手法」も、
全くわかっていない、と考えた方がよいのです。

こうした「デザイン会社」にリニューアル依頼しますと、
検索上位表示は極めて困難になる(SEO的に不利になる)ということであり、
SEOに精通しているHP制作業者は「極めて少数」です。

では、どのようにSEOに強い制作業者を探せばよいでしょう?

まずは、ネット上でいろいろ探した上で、
複数の業者に「問い合わせ」をしましょう。

そして業者とのやり取りの中で以下の質問をしてみてください。

「リニューアルして、○○というキーワードで上位表示できますか?

この質問に対して「できる」とも「できない」とも言わない、曖昧な答えをする業者は
SEOをわかっていない、と考えてよいでしょう。

もちろん、検索結果はコントロールできませんので、「できる」と断言することは難しいことが多いです。

ですが、SEOに強いHP制作事業者なら、この質問に対して、主に2つの調査を行って、具体的なアドバイスを行います。

  • キーワード調査
    Googleキーワードプランナーなどで、キーワードの月間検索数(そのワードの検索ボリューム)や競合度(上位化の難易度)を調査する
  • 競合サイト調査
    実際に上位表示しているサイトの調査を行う。
    サイトのコンテンツの質、被リンク数、ドメインパワー、運営委履歴、会社の規模、関連サイトなど。

SEO調査

SEOに強いHP制作事業者は、これらの調査を行うことで、SEO戦略を立てて行きます。
もしかすると、依頼者が狙うワードは「検索数が少ない」かもしれませんし、「もっと狙い目で、集客・ビジネス効果があるワードがある」かもしれません。
また、大手事業者サイトが上位にひしめいていて、個人事業者・零細事業者では上位化が難しい場合もあります。

こうした状況は、ワードごとに違いますので、
キーワードSEO戦略は非常に重要なのです。

これらをふまえた上で、適切で、納得感のある説明を提示してくれるかどうか?
…ここがSEO強い業者かどうかの判断ポイントなります。

  • 狙うキーワード(複数)の提示
  • HP制作上のポイント(コンテンツ制作など)
  • 上位化の見通し

これらの説明において、「信頼できる」と感じる業者を選ぶようにしてください。

レスポンスが遅い業者は避けましょう

メールなどで連絡しても2~3日しても返事が来ない業者は避けましょう。
HPリニューアル時には、膨大なやり取りが発生しますので、レスポンスが遅い場合は、いつまでたっても制作が進んで行かず、納期がずれ込み、自社の依頼がなかなか反映されないことになり、結果としてSEO強化もできず、集客できないサイトなる可能性が高いといえます。

SEOに必要なセッティングを確認する

HPリニューアル時にSEOに強いサイトにするために「必要」または「不可欠」なセッティングを確認しましょう。
※HP制作業者に依頼する際に、以下の内容のセッティングを確認してください。

SEOに「不可欠」のセッティング

SSL対応

SSL対応」とは、「閲覧者のブラウザ」と「HPのサーバー」間の通信を暗号化することです。
(第三者によるHPの改ざんやユーザーの個人情報の流出などから守る仕組みです)
SSL対応しているサイトのURLは「https」で始まります。
SSL対応していないサイトは、ブラウザで「危険」などの表示がされます。SEO上も必須です。

※無料で対応してくれるHP業者が多いですので、必ず依頼してください

SSL対応

スマホ対応(レスポンシブ)

検索エンジンは、主にモバイル(スマホ)情報を基にサイト評価を行っていますモバイルファーストインデックスので、サイトのスマホ対応は大前提となります。
そして、スマホでの「読みやすさ」「画面からはみ出しがないこと」「タップ要素の間隔」など、ユーザビリティー(使いやすいこと)が重要です。
また、スマホ対応方法はいろいろありますが、Googleが推奨し、SEOに強い「レスポンシブデザイン」で制作することをお勧めします。

レスポンシブデザイン

リダイレクト

リニューアルによって、旧サイトからURLが変わる場合は、「リダイレクト」設定を行うことが不可欠です。
リダイレクト設定によって、旧URLから新URLへ自動的に転送することができます。
リダイレクトによって、旧サイトの検索エンジン評価を引き継ぐことができますので、SEO的に非常に重要です。
また、旧URLにアクセスした場合でも、自動で新サイトが見れますので、ユーザーが迷うことがありません。

リダイレクト

【リダイレクトの方法】

  • 「301リダイレクト」設定を行う
    旧サイトが廃止されるリニューアルの場合は、「301リダイレクト」設定を行います。
  • 「全てのページを」リダイレクトする
    401エラー表示にならないように、旧サイトの全てのページから新サイトページに、ページ毎にリダイレクトを行います。
  • 「正確に」リダイレクトする
    複数のページにリダイレクトしてしまうと、リダイレクトループが発生して、SEOにマイナスになることがありますので、1ページ1ページ正確にリダイレクトしましょう。

ドメインを引き継ぐ場合URLが変わらない場合)は、リダイレクトは不要です。

SEOに「プラス」となるセッティング

サイトのリニューアル時におすすめしたい設定が「CMS」と「内部ブログ」です。
SEOに非常に大きなプラス効果をもたらします。

CMS

CMS」とは、自分のパソコン等からホームページを編集・更新できるシステムです。
ビジネスを行っていると、「新商品を紹介したい」「料金が変わった」「サービスが使いされた」「お得情報を知らせたい」など様々な新情報を表示して行く必要がありますが、
CMSが内蔵されたホームページなら、自社で、すぐに、簡単に、情報発信することができます。
検索エンジンは、新しい情報に更新されているサイトを高く評価するようにっていますので、CMSはSEOに非常に重要です。

CMS

内部ブログ

内部ブログ」とは、サイト内部にセッティングされたブログシステムのことを言います。
ホームページにブログを設定することで、ブログ記事がサイトの1ページと評価され、コンテンツが豊富になり、最新情報を発信して行くことができますので、SEOに大きなプラス効果をもたらします。
サイトのテーマに沿った記事を書いて行くことで、専門性が高まり、ユーザーの信頼性も高まりますので、ぜひ、リニューアル時にブログを設定して活用して行きましょう。

内部ブログ

リニューアル時のSEO対策

リニューアルは、サイト全体を作り直すことですので、SEO対策を全面的に行い、検索上位できるホームページにする大きなチャンスです。

リニューアル時に行うべきSEO対策を確認し、ぜひ実施して行きましょう。

トップページの重要性を認識しよう!

多くの場合、まず、サイト「トップページ」での検索上位化を目指すと思います。

例えば、A市の整体院サイトなら、
「A市 整体院」という検索でトップページが上位化することを目指すと思います。

非常に多く見かける間違ったHP制作では
トップページは、他のページ(商品ページなど)へのリンクバナーを貼って、
「お知らせ」や「会社概要」などの最低限の情報を提示して終わり・・・というものです。
(コンテンツが非常に貧弱なトップページ…)

はっきり言いましょう。
このようなトップページにしたら、検索で上位表示することは「できません」。

検索エンジンは今、「ページ毎のコンテンツ評価」に比重を移してきていますので、
内容がスカスカのトップページでは、上位になることが難しくなります。

トップページには、サイト全体のエッセンスを入れ込み、
トップページを読むだけで、自社やサイトの全体像が分かるようにコンテンツを書き込んで行くことが、SEO上、とても重要なのです。
(HP制作業者は、こうした基本さえも分かっていない場合が多いです。)

コンテンツはSEOの要!

検索エンジンは「コンテンツの質」を中心にサイト評価を行うようになっています。
つまり、SEOを考えるときに、まず「コンテンツ」をどのように作り込んで行くのかが非常に重要となります。

サイトリニューアルは、デザインを一新するだけでなく、SEO効果を高める「コンテンツに作り直す」またとない機会です。

そして、コンテンツを制作して行くときに重要なことは、
ユーザーファースト」(=ユーザーの満足度第一)の考え方となります。

1.ターゲットなるペルソナを考える

コンテンツ作成の準備として、ターゲットとなるペルソナ(人物像)を考え、設定することが大切です。

自社のユーザーとして想定するお客様の「年齢」「性別」「指向性」「職業」「普段の行動パターン」「情報収集方法」などを考え、もっとも理想的・中心的なユーザー像を設定して、「その人に向けて」コンテンツを制作して行きます

ユーザーのペルソナを考えよう!

2.ユーザーが必要としている情報を考える

多くの場合、
知る」(商品・サービスの認知)
⇒「検討」(他サービスとの比較・自分に本当に必要か検討」
⇒「お問合せ・購入
という流れで購入に至りますので、それぞれの段階においてユーザーが必要とする情報は何かを考え、コンテンツを考えて行きましょう。

想定するお客様は「どんなことに悩んでいるか?」「どんなところで迷うのか?」「本当に欲しているのはどんなことか?」などを考え、深掘りすることが大切です。

ユーザーが必要としている情報を考える!

3.満足度の高いコンテンツを作る

検索エンジンは「ユーザー満足度の高いコンテンツかどうか」を様々な角度から評価し、検索順位決定をしています。

閲覧者がページを読んで
納得した」「わかりやすい」「良い情報が得られた」
…と感じる内容に仕上げて行く
ことが、コンバージョンを高めると同時に、SEO対策上も非常に重要となります。

ユーザーが心から満足するコンテンツになっている?

Googleは、ヘルプフルコンテンツシステムを検索エンジンのコアアルゴリズムに搭載し、「ユーザー満足度の高いコンテンツ」かどうかの評価をAIによって行い、WEBページの検索ランキング決定における重要要素としました。(2024年3月)
これは、コンテンツの構成・わかりやすさ・独自性や、平均閲覧時間をはじめとするユーザー行動指標、ネット上での評価など、様々な側面からコンテンツのユーザー満足度を判定して行くものです。
SEOにおいて、コンテンツの重要性は今後ますます強化されてゆきます。

タイトルタグ・ディスクリプションタグを見直す!

タイトルタグ・ディスクリプションタグなどのタグ設定を安易に行うと、それだけで検索上位化できない・SEO効果が出ない、ということになります。

サイトリニューアル時は、
タイトルタグなどの重要タグを見直し、SEO効果を高めるチャンスです。

「どのようなワードで上位表示したいのか?」をまず明確に定めて、
効果的な設定を行いましょう。

タイトルタグ

タイトルタグは、そのサイト(ページ)の表題であり、
検索結果を左右する非常に重要なタグ設定です。

SEOをわかっていないHP制作業者の場合、
「てきとう」にタイトルタグを設定してしまうことが本当に多いですので、業者任せにせず、方針を決めた方がよいです。
(SEOに強いHP制作業者の場合は、綿密に相談してください)

  • 重要なキーワードを前方に入れる
  • やたらとキーワードを欲張って羅列しない
  • 何の専門か一目でわかるように工夫する

などに気を付けて、決定して設定するようにしましょう。

ディスクリプションタグ

ディスクリプションタグは、そのページ(サイト)の説明文・要約文を検索エンジンに伝えるタグであり、検索結果にもタイトルタグに下に表示されます。
SEOに直接影響はないと言われていますが、実際には、ここに書かれているワードなどをきちんと検索エンジンが把握し、順位にも影響しています
タイトルタグに入れなかった関連ワードを含めて、
わかりやすく魅力的な、簡潔な文章を入れましょう。
(120字程度がよいです)

タイトルタグ・ディスクリプションタグは、ただキーワードを入れて設定すればよいというわけではなく、
きちんと、そのページ(サイト)のコンテンツ(文章)内に、そのキーワードを軸にした内容が書かれていることが必要です。
キーワードを文章にやたらと多く入れこむ必要はありませんが、適宜・確実に、自然な文章の中にキーワードを入れるようにしましょう。

alt属性(画像の説明文)

サイト内に画像表示する際には、alt属性と言われている「画像の説明文」の設定を入れるようにしましょう。
検索エンジンは、画像内容について把握しません。
(画像が〇枚ある…と認識するだけです)

alt属性の設定で説明文を適切に入れることで、検索エンジンに画像内容を伝えることができ、SEOにプラスの作用をもたらします。

内部リンクを整理して設定しよう!

内部リンクとは、サイトの内の関連ページ間を、リンクで結合して行くことです。
あるページから関連ページにリンクを貼ることで、ユーザーがページを探しやすくなり、利便性が上がると同時に、SEO効果もあります。

グローバルナビ(ページ上部のリンク部分)・サイドナビ(ページサイトのリンク部分)・フッターナビ(ページ下部の共通リンク部分)などや「パンくずリスト」の設定をきちんと行うと同時に、各ページからも関連ページにリンクをしっかりと設定しましょう。

ユーザビリティを意識し、向上させよう!

ユーザビリティとは、ユーザー(閲覧者)にとってのサイトが「読みやすい」「使いやすい」「快適である」ことを指します。

一見、SEOと無関係のように感じるかもしれませんが、検索エンジンは、様々な指標・データから、その際とのユーザービリティを評価しており、検索ランキングにも関係します。

また、ユーザビリティの優れたサイトは、サイトを見てくれた人に信頼感を与え、説得性を高めますので、コンバージョンを上げる上でも非常に重要です。

サイトリニューアルは、ユーザビリティを上げるチャンスですので、意識的に取り組み、制作業者にも随時注文して、より良いサイトを作って行きましょう。

モバイルフレンドリー

モバイルフレンドリーとは、スマホなどのモバイル端末での「操作性がよい」「読みやすい」などのことです。
スマホで「画面からのはみ出しがない」「タップボタン間が十分はなれている」「情報を見つけやすい」などを意識し確認し、制作を進めましょう。
サイトリニューアル時に、SEOに強い「レスポンシブデザイン」で制作することもお勧めです。

モバイルでの表示速度

スマホでサイトを開こうとしたら「読み込み」が遅くてイライラすることはよくあります。
モバイルでの表示速度が極端に遅い場合、ユーザーが読む前に離脱してビジネスチャンスを逃すことになるだけでなく、SEOにもマイナスの影響が出ます。
「大きな画像をたくさん使っている」「外部サイトを読み込んで表示させている」などが原因となることが多いです。
リニュアルサイト(ページ)がある程度できたら、Googleが提供する「PageSpeed Insights」でチェックし、問題があるようでしたら必ず対策するようにしてください。

サイトリニューアル後のSEO対策

サイトのリニューアルが一通り完成し、公開作業が終わりましたら、
(URLが変わる場合は、301リダイレクト設定を行ってください)
サーチコンソールを通じて検索エンジン等を行い、Googleアナリティクス設定を行って、ユーザー解析を行えるようにします。

また、SEOについては、リニューアル後にどのようにサイト運営をして行くかが非常に重要で、検索エンジンが最終的にどこまで上がって行くかを決定づけます。

ホームページは「制作・公開したらSEOは終了」ではなく、
公開からがスタートとなると考えましょう。

サイトリニューアル後のSEO対策/流れ

ホームページのGoogle登録

サーチコンソール登録

サーチコンソールは、Googleが提供するウェブサイト管理者用の解析ツールです。
サーチコンソールに登録することで、検索エンジン登録を兼ねることになりますので、これまで登録していなかった場合は、サイトのリニューアルを機に是非登録してください。

検索エンジンが、どのページをインデックス(データ化)しているか?どのワードで検索されているか?ページエクスペリエンスは良好か?など、サイトが検索エンジンにどのように評価されているかなどを把握することができます。

また、サイトマップ登録ができますので、XMLサイトマップを作成して登録しましょう。

Googleアナリティクス登録

アナリティクスは、Googleが提供するウェブサイトのアクセス解析ツールです。
無料で利用できますので、ぜひ登録しましょう。

ユーザーのアクセス数(全体&ページ単位)、ユーザー行動(平均閲覧時間、アクション、リピート)など、様々な解析データを見ることができますので、サイトを改善して行く際に役立ちます。

ビジネスプロフィール登録

もし、Googleビジネスプロフィールに登録していなければ、リニューアルと同時に登録しましょう。(無料です)
特に店舗などの地域型ビジネスの場合は必須です。

地域名+業種などの検索結果では、ローカルパックというビジネスプロフィール情報に基づいたマップ&店舗情報が表示されますので、ここに表示されると大きな集客効果が出ます。
(=MEO対策
また、ビジネスプロフィール情報をこまめに更新して行くことで、自社サイトのSEOにもプラスの効果が期待できます。

ホームページから発信し、コンテンツを充実させる!

サイトリニューアルを行い、公開、各種Google登録を行ったら、
ここからがSEOの本番!」と考えてください。

検索エンジンは、ユーザーのためになるコンテンツが豊富であるサイトを評価しますので、
CMS(自分で更新できるシステム)やブログ(サイト内ブログ)を使って、情報発信することがとても大切です。

「新しい情報がない」「動かない」ホームページは、
検索エンジンに「稼働していないサイト」とみなされますので、
検索順位が上がって行かず、時間と共に順位が下落して行きます。
ユーザーにとってより良いサイトにして行くために、不断に更新・改良して行くことが、SEO対策としても非常に重要となります。

ブログなどでサイト内のページを増やしたら、内部リンクを貼って行きましょう。
トップページへのリンクはもちろん、関連ページへのリンクを貼ることで、ユーザーが情報を見つけやすくなり、SEO効果も高まります。

コンテンツをリライトしよう!

リライトとは、ページ内のコンテンツ(文章など)を書き換えて行くことです。
「最新の情報に」「よりわかりやすく」など、ユーザーファーストでコンテンツを充実させて行きましょう。

検索エンジンは、トップページはもちろん、各ページのコンテンツ内容をチェックしていますので、リライトして行くことでSEO効果が高まります。

SNSを上手に活用しよう!

SNS(X、インスタグラム、Youtubeなど)を活用されている方も多いと思います。
たとえば、サイトなブログで記事を書いたら、Xなどで情報を発信して、URLを表示しておくとよいでしょう。

また、SNSのプロフィール設定においては、事業者名・住所・電話番号の3情報を統一することがとても大切です。(=NAP情報
検索エンジンは、NAP情報を基に、その事業者のネット上での活動を把握しています。
「半角・全角」「住所の何丁目」など、すべて統一してください。


まとめ

ここまでお読みいただきまして誠にありがとうございました。

サイトリニューアルは、SEO対策を行い、集客力を大きく引き上げるための絶好の機会となります。

ほとんどの場合、HP制作会社に依頼してリニューアルすると思いますが、
「SEOをわかっていない業者」を見抜いて、よりよい制作業者に依頼するためにも、このページでご紹介した「リニューアル時のSEO対策」を知っておくことはとても重要です。

制作を進めるにあたっても、一つ一つのSEO対策とその効果を確認していただき、HP制作業者に「ここはどうなっていますか?」「これは対応いただけますか?」とチェック・依頼確認をして行ってください。

サイトリニューアルを通じて、御社のビジネスが大きく発展して行くことを心から願っております。

著者:SEOコンサルタント・ウェブデザイナー
SEOホームページ代表 占部圭吾

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