無料セキュリティーソフト「Microsoft Defender」の効果とPCでの有効性確認

前回の記事で
どのようにセキュリティー強化し、個人情報を守ればよいか?
についてご紹介しました。

セキュリティ対策として、まず考えるのは
セキュリティーソフトの導入だと思いますが

前回の記事で「有料」のセキュリティーソフトを入れなくても
Windowsのパソコンに搭載されている無料セキュリティーソフト「Microsoft Defender」で十分効果があることをお知らせしました。

Microsoft Defenderを確認しよう

今回は、「Microsoft Defender」があなたのWindowsのパソコンで
有効になっているかを確認する方法などをご紹介して行きます。

「Microsoft Defender」のセキュリティーは効果的?

セキュリティーソフトというと
「マカフィー」「ノートン」「ESET」「ウィルスバスター」などの有料ソフトを思い浮かべる方が多いかと思います。

「Microsoft Defender」については
むしろ「初めて聞いた」という人も多いでしょう。

では、Windowsのパソコンに搭載されている「Microsoft Defender」は
本当に効果的なのでしょうか?

ウイルス対策ソフトウェアのテストと評価を行う独立機関「AV-Comparatives」の評価を見てみましょう。

2022年に行われた「マルウェア対策ソリューションの能力」や「ブロックに成功した悪意のあるサンプルテストの保護率」において
「Microsoft Defender」は非常に高い成績を残しています。

「AV-Comparatives」のMicrosoft Defenderの評価

Microsoft Defenderは、最上位評価である「ADVANCED+」とされており、
有料セキュリティーソフトである「ノートン」や「ESET」よりも高い評価を受けています。

Microsoft Defenderはセキュリティーソフトとして十分な機能・性能を備えていると評価していいでしょう。

Microsoft Defenderのメリット

Microsoft Defenderのメリットは
なんといっても、Windows(8以降)のパソコンに標準搭載されている点でしょう。

  • 無料である
  • 随時・自動でバージョンアップされる

⇒管理不要でセキュリティー機能が働いている形ということです。

Microsoft Defender

有料ソフトの場合は
「支払い漏れで無効になっていないか」
「バージョン・機能は最新になっているか」
などをチェックする必要がありますが

Microsoft Defenderはそうした手間もありません。

Microsoft Defenderの弱点

Microsoft Defenderの弱点は
「社内パソコンを一元的にセキュリティー管理できない」
「サポート問合せ先がない」
ことです。

ですが、規模の大きな会社でない限り、一元管理が必要な場合は多くはないですし、
特殊なセキュリティー内容が必要な場合以外では、問い合わせてサポートが必要になる場面はあまりないでしょう。

(サポートフォーラムはありますので、そこを参照できます)

つまり、普通の中小企業や個人事業者であれば
Microsoft Defenderは、特に大きな弱点はない、といってもよいかと思います。

Microsoft Defenderの動作確認をしましょう!

Windowsパソコンに標準搭載されているMicrosoft Defenderですが
ご自身のパソコンで正しく機能しているかは確認しておきましょう。

有料セキュリティーソフトを使っていて、やめた場合など
Microsoft Defenderが無効になっているケースもあるからです。

では、確認方法を見て行きましょう。

以下は、WindowsのOSバージョンによって違いがありますので、ご自身のパソコンで確認しながら進めてください。

まずパソコンの「スタート」ボタンをクリックします。
  ↓
設定」をクリックします。

Microsoft Defender

Windowsセキュリティー」をクリックして
  ↓
Windowsセキュリティーを開く」をクリックします。

Microsoft Defender

「セキュリティーの概要」が開きますので
左下にある
設定」をクリックします。

Microsoft Defender

「セキュリティープロバイダー」の下の
プロバイダーの管理」をクリックします。

Microsoft Defender

「セキュリティープロバイダー」画面が開き、

「ウィルス対策」の下に
Microsoft Defenderウィルス対策は有効になっています

と表示されていればOKです。

Microsoft Defender

有料セキュリティーソフトを使っていて、カードが失効になるなどで切れているときや、ソフト利用をやめた場合など
Microsoft Defenderが無効になっていることがあります。

この場合は、以前使っていて使わなくなったセキュリティーソフトは
必ず「アンインストール」して、その後、
Microsoft Defenderを有効にしてください。

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