BLOG
インスタグラムのHP埋め込みの表示速度とSEO対策
インスタグラムのHP埋め込みのSEO効果
最近、ホームページ制作時に
「インスタグラムをHPに埋め込み表示したい」
というご要望を多くいただくようにな手ってきました。
実際に、ホームページ運営と同時に、
インスタでの発信に力を入れている方が増えています。
インスタグラムは、写真をフォトギャラリーのように手軽に表示できて、
視覚効果が高いため、事業アピールのための手段として、有効に活用できます。
特に「女性」や「若い世代」でインスタ利用者が多いですので、こういう層へのアピールが必要な事業の場合は、活用をお勧めします。
ただし、「ホームページへのインスタ埋め込み」は、メリットもありますが、
デメリットもあり、SEOにマイナスの影響が出る可能性があることも知っておいていただければと思います。
インスタグラムのHP埋め込みのメリット
はじめに、インスタグラムのHP埋め込みのメリットを確認しておきましょう。
視覚効果
インスタグラムは、画像をアップするだけで、綺麗に画像が並べられ、視覚効果が高いSNSです。
「インスタ映え」などという言葉もあるくらい、多くの人が手軽に画像アピールでき、拡散されれば、事業のアピールにつながります。
特に、以下のような事業では効果が高いと関上げられます。
- 美容関係
コスメ紹介や美容情報の発信。美容院・ネイルサロン・エステ・脱毛サロンなど - 旅行関係
宿泊施設の画像、観光地おすすめスポットの写真など - 飲食店
メニュー紹介、店舗の内観の写真、イベント紹介など - アパレル
新商品紹介、モデル着用の写真など
インスタをHPに埋め込むことで、
わざわざHPに画像をアップロードして配置する手間をかけずに、ウェブサイトにも同様の視覚効果が得られる、というわけです。
また、インスタのアカウントを持っていない人でも、HP上でインスタ画像を見ることができる、というメリットもあります。
相互連携の効果
HPにインスタ埋め込みを行うことで、
ホームページに表示されたインスタ画像をクリック・タッチするとインスタサイトが表示されるようになります。
ウェブサイト⇒インスタグラムのエンゲージメントにより、ユーザーへのアピール力が高まることが期待できるわけです。
(インスタ⇒WEBサイトへの流入も期待できます)
このようなメリット見て行きますと「インスタのHP埋め込みは、絶対やるべき!」と考える方も多いと思います。
実際にネット上の情報を見ますと「メリットしかない!」などと書かれているものも多くあります。
本当にそうなのでしょうか?
次に、「インスタのHP埋め込みのデメリット」をご紹介します。
インスタグラムのHP埋め込みのデメリット・SEO効果
インスタのHP埋め込みについて、気を付けていただいたいことや「SEOにおけるマイナスの可能性」も、ぜひ、しっかり知っておいていただければと思います。
検索エンジンは、埋め込まれた画像をデータ化しない
インスタのHP埋め込みタグには「no index robots メタ タグ」がありますので、
検索エンジンは、これらの画像をデータ化しません。
つまり、Google は画像検索でサイトの画像をデータ化・ランク付けしない可能性が高くなり、画像検索からの流入を期待することはできない、ということです。
Google のジョン・ミューラー氏は、
「記事の 1 つで通常の画像を Instagram 埋め込み画像に変更したところ、画像検索でのランキング クリック数などが減少することがわかりました。非常に信頼性の高い記事で、画像検索クリック数が一夜にして 43 パーセント減少しました。」
と発言しています。
表示速度が遅くなり、SEOにマイナスの影響の可能性
インスタのHP埋め込みがされているページを、ユーザーが開くとき、
埋め込みタグを読み込んで⇒インスタのサーバーでデータを取得して⇒HPに表示させる
というプロセスが必要になります。
この分だけ、表示速度・読み込み速度が遅くなるわけです。
検索エンジンには、2021年から「ページエクスペリエンスシグナル」が導入されており、
表示速度は検索ランキングを決める上での指標となっています。
インスタの画像は、スマホで撮影した画像をそのまま表示していることが多いため、画像が重く、表示速度に大きな影響を与えることがあり、
それが検索順位に影響する可能性があるのです。
インスタをHPに埋め込み表示させることで
「検索順位が上がらない」「SEOにマイナスの影響が出る」「WEB集客ができない」
ということに帰結するとすれば、本末転倒です。
このデメリットが出る可能性を考えた上で、埋め込みをするかどうか検討してください。
インスタ連携とHPのSEO対策
このように、HPへのインスタ埋め込みは、メリットと同時に
SEOにマイナスの影響が出る可能性があります。
どのように対策を行えばよいか、見て行きましょう。
「PageSpeed Insights」で表示速度チェック!
インスタグラムのHP埋め込みを行う場合は、
必ず、Googleが提供している「PageSpeed Insights」を使って、表示速度チェックを行てください。
↓
PageSpeed Insights
「PageSpeed Insights」の「携帯電話」(モバイル表示)の数値が「30以下」の場合は、SEOにマイナスの影響が出ますので、HP埋め込み表示は止めましょう。
どうしてもインスタの画像を表示したい場合は、
「表示する画像の枚数を減らす」「インスタで表示している画像のファイルサイズを小さくする」などの対策を行った上で、「PageSpeed Insights」で表示速度を再チェックしてください。グーグルマップなどの外部システムをタグを使って表示する際も同様に表示速度を下げます。
とくに、GマップやSNSタイムラインを同時に複数埋め込んでいると、表示速度が極端に下がる場合が多いですので、注意が必要です。
インスタの「リンクボタン」で連携する
HP埋め込みではなく、インスタグラムのロゴを表示して、インスタページにリンクすれば、HPとインスタグラムのリンクができますので、この方法をお勧めします。
HPに画像をアップロードして表示しよう!
インスタグラムを埋め込み表示するのではなく、
HPに画像をアップロードして表示することをお勧めします。
ホームページ制作会社に依頼するのが面倒・お金がかかる…という場合もあるかと思いますので、HPには「CMS」という、自分でサイト編集ができる機能を入れておくことが、これからのサイト運営には必要となります。
CMSがセッティングされたHPなら、
画像も自由に、素早く、思いのままに表示できますし、
文章変更も簡単に行うことができます。
画像を入れる際は、画像の説明文をタグ設定するとよいです。(⇒alt属性)
「SEOホームページ」では、インスタグラムのサイト埋め込みは推奨しておりません。
SEOにマイナスとなる要因を、出来るだけ排除して、検索順位を上げて、WEB集客を最大化するためです。
(インスタなどSNSへのリンクボタン等を設置いたします)
また、ホームページに、自分のパソコンから編集等ができる「CMS」を設置して、使い方をご案内して、画像表示を自由に行えるようにしています。
(もちろん、文章などの変更・書き換え等も自由に行うことができますので、CMSは便利です。)
SEOに強いホームページ制作で、あなたのビジネスの可能性を最大限広げてください。
関連ページ