ホームページ制作会社の選び方

ホームページ制作会社の選び方

ホームページ制作会社選びはビジネスを左右する

「ホームページでWEBを最大限活用してビジネスの可能性を拡げたい」
そう考えてホームページの「新規製作」や「リニューアル」をお考えの場合、

ホームページ制作会社選びはビジネスを左右する

ということを、まず明確に意識していただき、
慎重にホームページ制作業者をお選びいただくことをお勧めします。

ホームページ制作業者は無数に存在し、
制作費も数万円~数千万円まで大きな差があり、
費用対効果もあいまいで、選ぶ基準が「わからない」業種となっています。

ウェブデザインとSEOの双方が必要で、
しかも、外部からは個々の会社の力量がさっぱりわからない…

ホームページに大切なのはデザイン?SEO?

webの世界は、「見えない部分」が多いため、
選定が難しく、詐欺的な事業者も多数存在しています。

このページでは、あなたのビジネスがホームページ制作会社選定で失敗しないように、
そして、ネットを活用したビジネス展開で大きな成果を得られるように
「どのようにホームページ制作業者を選べばいいのか」について解説して行きます。

できるだけわかりやすく解説いたしますので、ぜひ、最後までお読みください。

【もくじ】


ホームページ制作会社を選ぶ前の「準備」

ホームページ制作会社選びで失敗しないために

ホームページ制作会社を選ぶ前の「準備」として、
以下の4点をまず明確にしておきましょう。

ホームページの「目的」を明確にする

ホームページを発注する前に、もう一度ホームページを制作する「目的」について明確化する必要があります。

リニューアルで新たなホームページを作る場合、
現状の何が問題で、どのようなサイトを作りたいか考えましょう。

  • デザインが古くさい
  • スマホ対応していない
  • 検索で上位になれない
  • 閲覧者が少ない
  • ホームページからの反響がない

など、現状の問題点を挙げるとともに、
新しいホームページで何を実現したいのか
優先順位をつけ、目的を明確にしましょう。

ホームページを持つ目的は?

たとえば
「検索順位を上げて、サイト閲覧者を最大化して、お問合せを増やす」
など、目的が明確であれば
ホームページ制作会社を選ぶ際の基準もはっきりして行きます

あなたがホームページに求めるものは
「WEB集客力なのか?」
「デザイン性なのか?」
ということです。

ホームページを新たに作る場合も同様です。

漠然と「きれいなホームページを作ればなんとかなる」と考えて、目的があいまいまま発注してしまうと、失敗する可能性がきわめて高くなってしまいます。

特殊な目的でホームページを持つ場合を除いて
ビジネスでホームページを持つ一番の目的は「WEBからの集客の最大化」となることがほとんどでしょう。

まずは、ホームページで集約するという目的を明確にし、
この目的に合致する制作業者を探すことになります。



ターゲットとなる「お客様」を明確にする

あなたのビジネスのお客様はどのような人でしょうか?

ホームペーの内容・デザインを考えてゆく上で
「年齢層」「性別」「指向性」「所得」など、ターゲットとなるお客様像(ペルソナ)を明確にする必要があります。

そして、

  • そのお客様の「どのような悩みを解決するのか?
  • そのお客様は「何を求めているのか?
  • そのお客様への「自社のアピールポイントはどこか?

について明確にイメージしましょう。

ペルソナを明確に!

どのようなお客様にどのようにアピールするホームページかがある程度固まれば
ホームページ制作業者に伝えやすいですし、
それを伝え聞いたホームページ制作業者の反応を見ることで、制作会社選びも失敗が少なくなります。



閲覧者にしていただく「ゴール」を明確にする

ホームページを見ていただいた閲覧者に、最終的に「何をしてもらうのか」ホームページのゴール)を明確にしましょう。

  • LINEで問い合わせてもらう・LINE登録してもらう
  • メールフォームから資料請求
  • 電話で問い合わせてもらう
  • メルマガ登録してもらう

など、ホームページで自社商品・サービスを理解していただき⇒「何をしてもらうか」をはっきりさせるとことで
ホームページのイメージがより具体的になり、必要となるツールもはっきりします。

ホームページの「ゴール」とは?

ホームページ制作費の上限を決めておく

ホームページ制作費は、
はっきりいって基準が明確でなく、とてもファジーな世界です。

制作費が高いからと言って、御社の目的を達成するホームページができるわけでは全くないのです。

たとえば、デザイン系のホームページ制作会社の場合、
不要なデザインシステムをいくつも組み込んで、高い制作費を請求し、
「見た目はきれいだけど…」「検索順位が全く上がらない…」
ということが多々あります。

逆に言いますと、低い価格帯で制作しているホームページ業者の中に、御社の目的を実現してくれる業者を見つけることも可能です。

まずは、ホームページ制作費の上限額を決めて、その予算範囲内で目的を実現してくれるホームページ会社を見つける努力が必要となります。


【制作会社を選ぶ前の準備】

  • ホームページの「目的」を明確にする
  • ターゲットとなる「お客様」について考える
  • 閲覧者にしてもらう「ゴール」を明確にする
  • 「制作費の上限」を決めておく

ここで一つご質問です。

ネット集客をお考えですか?

SEO対策で検索上位表示を
願っていますか?

しかも、出来るだけ安い費用で…

だとしたら、以下の内容を、ぜひお読みいただき、
ホームページ制作会社選びで失敗しないようにしてください!

現代ビジネスに「必須の設定」を把握しておく

現代ビジネスに必須のホームページ設定

ホームページ制作会社選びの際に最初に確認すべきことは、
現代のビジネスホームページにおいて必須となっている設定内容」を
すべて行ってくれるのか?ということです。

以下の内容は、WEB集客・SEOに不可欠となるホームページ制作内容となります。

これらに対応してくれるのか?
その場合の費用はいくらになるのか?
は必ずチェックしましょう。



SSL対応(https化)

SSL対応とは、ホームページ閲覧者のパソコンと、ホームページを書くのいしているサーバー間の通信を暗号化することで、閲覧者の個人情報を守りホームページ改ざんなどを防止する仕組みです。

SSL対応の仕組み

SSL対応しているサイトURLはhttps で始まり、
SSL対応して「いない」サイトは、URLの前に「保護されていない通信」と表示されてしまいます。

SSL対応していない場合のURL表示

このような表示がされてしまうと、閲覧者の多くの信頼感を失いますし、検索順位も上がらなくなります。

SSL対応は、ビジネスホームページに必須となっています。

スマホ対応(レスポンシブデザイン)

ホームページ閲覧の半数以上が「スマートフォン」からとなり、
パソコン保有率が年々下がっている時代の中で、ホームページのスマホ対応は不可欠です。

ただし、スマホ対応には3つの方法があり、
「スマホ対応すればそれでOK」というわけではありません

3つの方法とは

1. スマホ用のサイトを別に作成する
2. 動的配信をする
3. レスポンシブデザイン

スマホ対応は、1. ⇒ 2. ⇒ 3. の流れで進化しています。

レスポンシブデザインで制作するホームページ会社を選びましょう

1. 2. の場合は、別サイトまたは別ファイルを、閲覧者の端末情報から判断して表示を返しますので「誤表示となることがある」「管理が大変」「リンク・シェアでミスが起こりやすい」「表示スピードが遅い」「検索エンジンのインデックスが遅くなりやすい」などのデメリット持ちます。

レスポンシブデザインは、閲覧者の端末の横幅に応じてデザインを変化させるだけですので、上記のデメリットがなく、Googoleが強く推奨するスマホ対応となります。

これからホームページを新たに作る場合は、
将来性やSEOを考慮して、レスポンシブデザインを選択するようにしてください

CMS

CMSとは、自社のパソコンからホームページを編集・更新できるシステムのことです。

CMSをセッティングすることで、ホームページ制作会社にいちいち依頼することなく、自社パソコンで更新でき、
「料金改定」「新商品」「お知らせ」などを素早く表示できます。

検索エンジンは、あなたのホームページが「ページが増えているか」「最新の情報に更新されているか」をチェックし、検索順位決定のの大きな要素としていますので、CMSで自社でHP運営ができるかどうかは、SEOにも大きな影響を与えます。

ブログ設置

ホームページ内に設置された「ブログ」があれば、様々な最新情報を発信でき、お客様との繋がり・信頼を高められるだけでなく、
サイト内のページが増え続けることでSEOに大きな効果をもたらします。

サイト内に設置されたブログは、記事を書けば書くほどサイト内のページが増えて行く形になりますので、
コンテンツが重層化し、サイト内のリンクが積みあがり、大きなSEO効果を得られます。

サイト内ブログの設置は、現代のWEB集客・SEOにとって必須です。

【現代ビジネスに必須の設定】

  • SSL対応
  • レスポンシブデザイン
  • CMS
  • ブログ

web集客・SEOを考えるときに「SSL対応」「レスポンシブデザイン」「CMS」「ブログ」は、ホームページに必須となります。

ホームページ制作会社には、上記4つを含めた総額の「見積り」を出してもらいましょう。




選んではいけないホームページ制作会社

「選んではいけない」ホームページ制作会社とは?

「選んではいけない」ホームページ制作会社は、以下の2つを行う業者です。



「訪問」「電話」で営業をかけてくるホームページ制作会社

電話や訪問で営業してくるホームページ制作会社は避けた方がよいでしょう。

ホームページはWEB上で多くの人に見てもらい、集客を実現するためのものです。

そのホームページを制作・提供する会社が「訪問」「電話」で営業しているということは、「自分たちはWEB集客できない」という現実を示していますので、
WEBマーケティングやSEOが全くできない可能性が高いと言えます。

「ホームページを制作する・WEBデザインを行う」ことと
「WEBマーケティング」「SEO」は
全く別の技術であり、
本来は「ホームページ制作」と「WEBマーケティング+SEO」は同時に考え制作して行くことでホームページの目的が達成されます。

つまり、「訪問」「電話」営業を行っている制作会社は、ホームページ制作はできるけれども、SEOはできないことを表明していますので、避けた方がよいということになるわけです。

また、営業マンを抱えていることでコストが上がりますので、制作費もその分かなりの割高になります。



リース契約を提案してくる制作会社は「絶対に避ける」

ホームページ制作会社がリース契約を提示してくる場合があります。

たとえば「月4万円でホームページが持てます。初期費用はありません」という提示で「それくらいな払えそうだな」と契約してしまう場合があります。

リース契約ですので、契約期間5年などの縛りがあります
この場合、トータルで240万円となり、
しかも途中解約は一切できません

ホームページ制作をリース契約したが、全く集客につながらない、形だけのホームページが制作された…など、多くの人が被害を受け、問題になっています。

そもそも、ホームページ制作は請負契約であって、リース契約というのはあるべきではありません。
(著作権・保有権を完全に制作会社側が握ってしまう形です)

リース契約を提案してくる制作会社は「絶対に避ける」べきということを、ぜひ覚えておいていただければと思います。


【選んではいけない制作会社】

  • 「電話」「訪問」で営業をかけてくる制作会社
  • 「リース契約」を持ち出してくる制作会社



ホームページ制作会社を選ぶチェックポイント

ホームページ制作会社選びで失敗しないために

ホームページ制作会社を選ぶチェックポイントを見て行きましょう。



最初のやり取りから、自社の希望をしっかりと伝える

ホームページ制作会社を選んで行く際、いくつかの会社に目星をつけて、電話・面談・メールなどで最初のやり取りを行うことになります。

この際のチェックポイントは、

  • 対応してくれる相手は、「営業担当者か?」「制作の責任者か?」
  • レスポンスは早いか?
  • 対応が丁寧で、強引さがないか?
  • 話が分かりやすいか?
  • 自社の希望を丁寧に聞いてくれるか?

などになります。

相手が営業担当である場合、自社の希望が制作担当者に正確に伝わらない場合もありますので、できるだけ「制作を担当する人」と話を進めるようにしましょう。

最初の段階では、「担当者とフィーリングが合いそう」という感覚も大切かもしれません。

ここで直感的に合わない制作会社を候補から外して、
候補を絞った形で、次の段階の話を進めることになります。

自社の希望に対する反応で、制作会社の力量が見える

次に、具体的に、自社の希望を相手に伝えましょう。

希望内容は、最初に自社で検討した「制作の目的」「ターゲット」「ゴール」「制作費」の中で、特に重要だと思っていることについてです。

たとえば

自社がホームページを新たに持つ目的は「○○○」です。

「○○」「○○」などの検索ワードで上位表示できればと考えています。

などを、明確に示しましょう。

ことらの希望について、
言葉を濁したり、曖昧なことを言ったり、「あれもできます・これもできます」と安請け合い言ったりする場合は注意が必要です。

ホームページ制作は、「依頼者」と「制作者」がチームとなって
目的・希望の実現に向けて力を合わせなければうまく行きません。

こちらの希望について

  • 丁寧に話を聞いてくれるか?
  • 現時点での見通しを説明してくれるか?
  • できないことは、はっきりと言ってくれるか?
  • 別の提案を考えて、提示してくれるか?
  • 事前調査が必要な場合は、調査後にご案内します、と伝えてくれるか?

上記の点を見極めて、誠実で、力量がありそうかどうかを判断して行きましょう。


制作費の「内容」を確認する

HP制作会社は、外から「見えにくい」

ホームページ制作会社に制作依頼する場合、
発注者は「事業者」ですので、「BtoB」取引となります。

ただ、通常の「BtoB」の場合は、発注者側もその道のプロである場合がほとんどですので、出されてきた「明細」の内容をプロ目線でチェックができます。

ですが、ホームページ制作の場合、ホームページやWEB・SEOなどについて「よくわかっていない」場合がほとんどでしょう。

外から見えずらいHP制作

ここにホームページ制作業者を選ぶ際の特殊性があります。

発注側が、WEBについての知識があまりないために

  • 不当に高い制作費だった…
  • SEOについてほとんどわかっていない業者だった…
  • 制作後のフォローが杜撰だった…

などが、かなり後になってようやくわかる、という環境にあります。

提示された「見積書」をみても、よくわからない用語が羅列されていて、どこを相手に確認すればよいのかもわからない…ということも多いでしょう。

後から「この設定が追加費用が掛かりました」と言ってこられて、
「最終的な制作費が膨れ上がってしまった…」ということもしばしば起こります。

制作費から確認…チェックポイント

ですので、まずは、ホームページ制作の「内容」について、明細の総額との関係で
どこを・どのようにチェックすればよいか?」を確認して行きましょう。


制作ページ数

ホームページ制作の「目的」との関係で、制作するウェブサイトの「ページ数」は十分かどうか、検討する必要があります。
名刺代わりで、会社サイトを立ち上げる場合は、5ページ程度でも十分かもしれませんが、SEOやウェブ集客を考える場合は、少なくとも10~15ページは必要となります。
ページ数を増やす場合、制作費の総額がどのように変わるのか、前もって確認することが大切になります。

月額料金

ホームページ制作制作費のほかに「月額料金」(管理費・利用料など)が毎月かかる場合があります。
月額料金は、毎月のコストとなりますので、その金額が許容範囲であるかをまず確認しましょう。
また、月額料金の中にどのようなサービスが含まれるのか、確認すると同時に、もし、月額料金を滞納した場合にどうなるか?確認してください。(ホームページが削除されるケースが多いですので)

月額無料」のホームページ制作会社もあります。
コスト面・運営の安全面で、月額無料の仕組みは、これからのトレンドなると考えられます。できるだけ「月額無料」制作会社を選ぶようにしましょう。
ただし、アフターフォローがどのような体制となっているかについては、事前にしっかりと確認してください。

SSL対応の費用

SSL対応(https化)は、会社の信用と閲覧者の安全を守る上で不可欠の対策となっています。ビジネスホームページでSSL対応を行っていないというのは考えられない時代ですので
SSL対応が、有料か?無料か?を確認して、有料の場合は「初期費用」「年間費用」を確認してください。

スマホ対応の費用

スマホ対応も必須の時代ですので、「レスポンシブデザイン」で制作してくれる制作会社を選ぶようにしましょう。
また、スマホ対応費の料金いくらか?ページ追加のたびにその費用はかかるのか?)を事前に確認しましょう。
レスポンシブデザインが標準設定で、別料金「なし」の制作会社がベストです。

CMS・ブログの費用

CMS(自分で更新できるシステム)とブログ(サイト内設置)は、SEOを考える上で非常に重要ですので、WEB集客をお考えの場合は、必ず設置するようにしてください。
CMS・ブログの設置の費用を確認しましょう。
別途料金がかかるのか?標準設定で費用使はないのか?

メールフォームの設置費用

通常、メールフォームは、1サイト1つの場合が多いですが、「従業員募集」「メルマガ登録」「予約」など、複数のメールフォームが必要となることもありますので、1個の設置費用は事前に確認しておきましょう。

その他の費用

「イラストマップ」「動画設置」「撮影」「スマホ電話ボタン」など、ホームページの目的に応じて様々設置が必要になりますので、何が必要かをあらかじめリスト化して、それぞれいくらかかるのか事前にHP制作会社に確認するようにしましょう。

ドメインとサーバーの管理を確認する

ホームページに必要な「ドメイン」と「サーバー」を誰が管理するのか?(HP制作会社か?自社か?)を必ず確認するようにしてください。

なぜなら、サーバーとドメイン管理がどこに置かれるのかで、
安全面に大きな違いが生じるからです。

ドメインは、世界に一つの「住所」のようなもので、
URLやメルアドに反映されます。

ドメインとは

サーバーは、
ホームページを建てる「土地」のようなものです。

「サーバー」と「ホームページ」~「土地」と「家」

ドメイン(住所)やサーバー(土地)が、
HP制作会社の管理下にあると、後々トラブルのもとになる場合があります。

ドメインが、HP制作会社の管理の場合

会社でホームページを持つ場合、独自ドメイン(ABCD.com など)を持ち、これは会社HPの場所であり、シンブルとなりますので、基本ずっと変えないものです。

ドメインをHP制作会社が管理している場合
HP制作会社を他の会社に変えようとした場合に「ドメインを引き継げない」「違約金が発生する」(かなり高額の!)…といったトラブルが発生します。(今でもこのようなトラブルは多く発生しています)

ドメインを引き継げないと、「取引先やお客様が、ホームページを見れなくなる」「URL・メールアドレスが変わるので、名刺・チラシ・パンフレットを作りり変えなければならない」「他サイトからのリンクが無効化され、SEO的にも打撃を受ける」など、大きな被害となります。

ですので、ドメインを自社で管理できるHP制作会社を選ぶのがベストです。

ドメイン管理がHP制作会社の場合は、

  • ドメインは、自社で管理できるか?
  • 他の制作会社に移るときにドメイン引継ぎはできるか?
    (その時に費用は発生するか?)

について、必ず確認しましょう。

サーバーが、HP制作会社の管理の場合

サーバーが、HP制作会社の管理の場合
人の土地に家を立てさせてもらっている形ですので
ほとんどの場合、管理費・利用料などの名目で「月額料金」を請求されます。

この「月額料金」を払わないとホームページが削除されます。

つまり、自社のホームページでありながら、「保有権」は、HP制作会社に属している状態。

また、他の制作会社に移る場合に、
「サイト内のコンテンツは使えません」と言われることもしばしばあります。

自社のサイトでありながら、
そのコンテンツの著作権がHP制作会社に属してしまっている形です。
(これらは、「契約書」に小さく書かれている場合が多いです)

安全にホームページ運営を続ける(自社ホームページの「保有権」「著作権」を、自社で管理する)ためには、
サーバーを自社で管理できる形のホームページ制作会社を選ぶことが必要です。
(レンタルサーバーを自社で契約するのですが、とても簡単です)

サーバーがHP制作会社管理の場合は

  • 月額料金支払いが止まったときにどうなるか?(削除されるか?)
  • 制作会社を変えるときに、コンテンツの引継ぎはできるか?

について、事前に確認するようにしてください。

HP制作会社の「製作実績」事例を確認する

ホームページ制作会社にこれまでの制作実績(実際に制作したホームページ)を提示してもらいましょう。

  • デザイン性
    自社が求めているイメージに近いか?
  • SEOの力量
    自社サイトを検索上位にする力があるか?

の2点を確認するようにしましょう。

とくに、SEOの力量は、制作会社によって大きな違いがありますので、
web集客を考えるときは、ここの判断が欠かせないものとなります。

「SEOの力量」判断は、
提示されたホームページが、実際に検索で上位化しているのか?
どのようなワードで上位化しているのか?
…について、ホームページ制作会社に提示してもらってください。
(提示してくれない場合は、実際に検索してみて確認するようにしてください。)

実際の順位がよくわからない場合は、
提示されたホームページ制作事例から以下の方法で判断することもできます。


「文字を画像化」をチェックする

ホームページデザイン手法の一つに「文字の画像化」があります。
これを行うとデザイン性が増して綺麗なホームページに仕上げやすいのですが、SEOを考えると「やってはいけないこと」になります。

検索エンジンは画像化された文字を読めませんので、コンテンツ評価ができなくなり、検索順位は上がらなくなります。

「文字の画像化」でデザインしている制作業者は、WEB集客を目的としたホームページの場合は「避けるべき」なのです。

チェック方法は、対象ホームページをパソコンで閲覧し、コンテンツ(文章)部分をマウスでドラッグしてみてください。
⇒ドラッグしたところが青く反転「しない」場合は、文字の画像化を行っていますので、こうした「文字の画像化」を多用している場合は、SEOを理解していないHP制作会社ということになります。

「表示スピード」をチェックしてみる

デザイン中心のホームページ制作会社の場合、デザイン性のためにSEOを無視して制作して行くことが多いです。

SEOを無視したデザインを行っているかどうかチェックする方法は、
モバイル表示スピードをチェックすることがその一つとなります。

↓のGoogleが提供する表示スピードチェックを開いて

表示スピードチェック・PageSpeed Insights



Google PageSpeed Insights

検索窓に対象ホームページのURLをコピペで入れて、「分析」をクリック。

モバイル表示スピードの解析例

上記の例では「パフォーマンス」が「93」となっています。

この数字が「40以下」の場合は要注意。
「30以下」の場合は、完全にSEOを無視してデザインしていますので
WEB集客等を目的とする場合は、このホームページ制作会社は避けましょう。

「コンテンツ量」をチェックする

最近よく見かけるホームページは、画像をいくつか並べて、文字を何行か入れるだけで終わり…
シンプルで綺麗に見えるのですが
文字情報が少ないサイトは検索で上位化できず、集客できません

これも、WEBマーケティングやSEOを無視した制作となりますので、こういうサイトを制作している場合は避けるようにしましょう。


【ホームページ実績から確認する3つのチェックポイント】

  • 文字を画像化している
  • 表示スピードが30点以下
  • 文字情報が少ない

上記のチェックポイントは、SEOを無視してデザイン性だけで制作されていないか?についてです。
WEBからの集客・ビジネス拡大を考える場合は、上記のような制作をしているホームページ会社は避けるようにしてください。



適切なweb集客アドバイスがあるか?

ホームページ制作会社の選び方で重要なチェックポイントは
適切WEB集客のアドバイスをしてくれるか?」です。

これは、ホームページ制作を依頼する前の担当者とのやり取りではっきりわかります

ホームページを制作するのは、ホームページ制作の「目的」に応じて、
ターゲットとなる多くの閲覧者に「見てもらい」「理解してもらい」
ゴールとなる「お問合せなどの反応をいただく」ことにあります。

そのために必要不可欠なことは
WEB集客戦略」です。

ホームページのコンテンツは、チラシやパンフレットの作り方と全く違っていますので、WEBマーケティングやSEOに精通したプロのアドバイスがどうしても必要となります。

ホームページ制作会社の担当者とのやり取りの中で、
以下のアドバイスがあるかどうかをチェックしてください。

  • キーワード調査から、WEB上のニーズがあるか?
  • どのキーワードを選べばよいのか?
  • 競合他社がどのような対策をしているか?
  • SEOに強いコンテンツ作りのアドバイス
  • 他社との差別化、アピールポイントについてのアドバイス
  • 最終的な検索順位の見通し

これらの説明が明確かどうかが、ホームページ制作会社を選ぶ最も大きなチェックポイントとなります。

ホームページを制作して、ご依頼者様の目的(=web集客)を可能にするためには、
まず「事前調査」を行います。

そのキーワードで、十分な検索ボリュームがあるのか?
競合サイト・企業に勝つことは可能なのか?
いかにして可能にするのか?
…これらは事前調査で、おおむねわかります。

こうした調査を実施して、その結果について分かりやすく説明し、アドバイスをくれるかどうか。。

これで、そのホームページ会社の実力がわかるのです。

つまり、ただ原稿をデザイン化するのではなく、
ホームページで集客できるように「web集客コンサルティングを行う」制作業者を探すことが最も大切なこと、ということです。



「納期」と「アフターフォロー」の確認

ホームページ制作会社の選ぶときに「納期」と「アフターフォロー」もしっかりと確認しておきましょう。

「納期」の確認

「公開日」の予定が明確にある場合(店舗・事務所のオープン)は、
「マストの公開日」として、ホームページ制作会社にきちんと伝えましょう。

ホームページの納期は、
ホームページが完成形になった日ではなく、
一般に見れる状態にする日(公開日)として設定するとわかりやすく、間違えも少ないでしょう。

また、ホームページ公開時に、検索エンジン登録(Googleサーチコンソール登録)も行ってくれるのか、確認するようにしましょう。

公開後の「アフターフォロー」の確認

ホームページは、公開したら終了ではなく、
そこから運営がスターするということです。

料金が変わったり、営業時間やサービス内容が変更になった場合は、素早く、ホームページの表示も変更して行かなければなりません。

「内容の変更」「ページの追加」が必要の際の「手続き」と「料金」について、確認しておくことは、後々のトラブルを避けるためにもとても重要なことです。

また、SEOやウェブマーケティングのアドバイスや追加施策が可能かどうかも確認しておきましょう。


依頼後のトラブルを避けるために

ホームページ制作会社に依頼後に、トラブルが発生しないように、以下の内容を必ずお紅葉にしてください。

「契約書」は細部まで確認する

ホームページ制作会社から「契約書」が提示された場合は、必ず細部まで目を通して、確認しましょう。

細かく書かれた内容の中に、制作会社にとって有利な内容が書かれていて、後で異議を言っても「契約書に書かれています」で押し切られることもあります。

「著作権・保有権の帰属」「月額料金」「更新費」など、細かなところまでチェックしてください。

やり取りは、文書で残す

最初の面談では、口頭で合意することも多いかと思いますが、
これらの合意は、しっかりと文書として残して、双方が確認できるようにしましょう。

制作中は「メール」でのやり取りになると思いますが、
メール内容はしっかりと残しましょう。

トラブルが発生したときに、お互いに確認できますし、
万一大きなトラブルになった場合に、メールのやり取りは「証拠」として、法的にも有効な文書として扱われます。

「チャット」などでのやり取りの場合は、無料版では、一定期間後に消えてしまいますので、コピーするなどして、自社で残して管理しましょう。

SEOに強いHP制作業者を選ぶために

ビジネスでホームページを持とうとするとき
SEOで、狙ったワードで上位表示できるか?
が決定的に大きな岐路となります。

多くの方が持たれている最大の誤解の一つ

  • どのHP制作会社に依頼しても、SEOの力はだいたい同じだろう…
  • HP制作会社はどこも、SEO技術を知っているだろう…

というものです。

はっきり言います。

ホームページ制作会社の99%は、「WEBデザイン会社」であって、
SEOは、初歩的なことしか知りません。

つまり、あなたの会社が送った原稿と画像を、見栄えのいいウェブサイトに仕上げる…
これが仕事なのです。

ですので、「WEBデザイン会社」に、SEOで検索上位化するHPを望んでも、それは、そもそも「出来ないこと」なのです。

では、どうすればいいでしょうか?

SEOに強いホームページ制作業者を探すことです。

このような制作会社を探す方法は、
先に見た「web集客アドバイス」を依頼前のやりとで示してくれるのか?
が1つのポイントです。

さらに、SEOに強いホームページ制作会社かどうか見分ける2つのポイントをご紹介しましょう・

検索上位化の事例をたくさん見せてもらう

最もわかりやすいのは
制作事例で、検索で上位表示しているサイトをできるだけたくさん見せてもらうことです。

実際に検索で上位表示している制作事例を、たくさん見せてくれる事業者は、SEOに強い業者だとわかりますし、
そうではない場合は、「デザイン専門業者」と見ることができます。

上位化の事例は、
どのようなワードで、現在何位に表示されているかを示してもらって
実際に検索してみて確かめるようにしてください。

本当にSEOに強い制作業者の場合は、

  • 難易度が高いワードで上位化実績がある
  • 検索数が多いワードで上位化実績がある
  • 複数の関連ワードで上位化している

などの特徴があります。

誰も見に来ないであろうワードでの上位化ではなく、
実際に事業拡大に直結する検索ワードで上位化しているかどうか大切です。

「実績を示さない」「見に来る人がいないワードだけで実績を示している」制作事業者は、避けるようにしましょう。

SEOのノウハウを教えてくれるかどうかを確認する

SEOに強い制作事業者は、
制作依頼者(お客様)が、検索上位化して、ビジネス拡大することを願っています。

ですので、
こうしたHP制作会社は
SEOのノウハウをどんどん教えてくれます

なぜなら、お客様自身が、SEOを知って成果を上げて行くことを願っているからです。

一方で、SEOの実力がない事業者は、
SEOノウハウを持っていませんし、自社のSEO対策を伝えることを嫌がります。

ですので
「SEOノウハウを教えてくれますか?」
「どのような内容を教えてもらえますか?」
と聞いてみてください。

…その答えが、SEOに強い制作業者かどうかを判断できる、明確な材料となります。


まとめ

【ホームページ制作会社を選ぶポイント】

  • 担当者のレスポンスの速さ
  • こちらの希望に対する答えの内容・誠実さ
  • 別の提案を考えて、提示してくれるか?
  • 「月額料金」はあるか?いくらか?内容は?
  • 「更新費」はあるか?
  • 「CMS」「ブログ」の設定費は?
  • 「SSL対応」は無料か?
  • 「ドメイン」は自社で管理できるか?
  • 「サーバー」は自社で管理できるか?
  • デザイン性は、自社の求めている水準か?
  • アフターフォローの内容は?
  • 適切なweb集客アドバイスはあるか?
  • 検索で上位化している「制作事例」はあるか?
  • SEOノウハウを教えてくれるか?

どのホームページ制作会社を選ぶかは、あなたのビジネスを左右する、とても大きな選択となります。

上記のチェックポイントを一つ一つ確認していただくことで、あなたのビジネス発展に貢献してくれるホームページ制作会社を見つけることができますので、ぜひ、行ってみてください。

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