SEO…公開前の
チェック編

サイト内の各ページの作成が終わりましたら、検索エンジン登録を行い「公開」となるわけですが、
その前に、
SEOにマイナスとなる要素がないか」チェックを行いましょう。

表示スピード

モバイルテスト

サイトマップ

表示スピード

サイトの表示スピードが極端に遅い場合(特にモバイル表示)、
SEO・検索順位にマイナスの影響''が出てしまいます。

サイトの公開前に、Googleが提供する「PageSpeed Insights」(ページスピードインサイト)で、サイトの表示速度を測定しましょう。

表示スピードをチェック

以下のように結果が表示されます。(モバイル版が重要です)

PageSpeed Insights表示結果例1

数値が50以上であればOKです。

PageSpeed Insights表示結果例2

このような状態ですと
上位化はできません。

↑の例は、ある大手のHP制作会社が作成したサイトです。

デザイン系の制作会社の場合、デザインにこだわるあまり、このようなことになることがありますので注意が必要です。

モバイル版での数値が「30以下」ですとSEOにマイナス影響が出て、
「10以下」ですと、ほぼ上位化は絶望的になります。

自作でホームページを作った場合は、「画像」を縮小・圧縮することで対応できますが、
制作会社に依頼した場合は、この点を指摘して、数値が改善するまで納品OKとしないようにしましょう。

また、サイトが「モバイルフレンドリー」であることの確認も必要です。
モバイルフレンドリーとは、スマホなどのモバイル端末での閲覧環境が良好であることをいい、スマホユーザーにとって「操作性がよい」「文字の大きさが読みやすい」「画面からのはみだしがない」「タップしやすい」…などのことです。

Google検索エンジンはモバイルを優先的に評価していますので、
この指標はSEOにも大きな影響を与えます。

チェック方法は、表示スピードチェックと同様にGoogleが提供する「PageSpeed Insights」で行うことができます。

Google PageSpeed Insights表示例



パフォーマンスなどの右側にある「SEO」のところを確認してください。
ここの数字が「70」以上であれば、モバイルフレンドリーになっている判断してよいでしょう。

改善方法は、「SEO」のところをクリックしてください。
すると、表示される場所に「スマホ対応」というところがありますので、ここに改善ポイントが表示されますので、改善して行きましょう。

SEOタグ・リンクボタンなどの総チェック

ホームページが「一通り出来上がった」と思っても、見落としなどが結構あるものです。

完璧な状態で公開するために、
そして、初期段階で検索エンジンの評価を高めるためにも、
公開前に、必ず総点検を行いましょう。

HP公開前に総チェックを!

全てのページにおいて、特に以下の内容をチェックして行きましょう。

SEOタグ設定

SEOタグは、ページ毎に、そのページのコンテンツに応じた内容に設定する必要があります。
SEOタグが重複していたり、設定を忘れていますと、検索エンジンは、設定されている通りに判断しますので、意図した結果を得ることができなくなります。

特に「タイトルタグ」と「ディスクリプションタグ」は重要で、設定ミス等は、かなり致命的なマイナスとなりますので、1ページ1ページ、慎重に点検して行きましょう。

(「Alt属性」(画像の説明タグ)も抜けやすいので、チェック)

リンク(ボタン)の確認

各ページにテキストリンクやボタンリンクなどを設定している思いますが、リンク切れや、リンク間違いなどがないかチェックしましょう。(意外と見落とされます)

とくに「お問合せ」ページへのリンク、「LINEボタン」「スマホ電話ボタン」などでリンクや設定の間違いがあると、ユーザビリティーにかかわりますので、動作確認を行いましょう。

メールフォーム

メールフォームが、正常に動作しているか確認しましょう。
「迷惑メール」に入ってしまわないか?確認メールの文面は大丈夫か?
など、確実にチェックします。(HP集客の生命線ですので、慎重に!)

住所・電話番号表記

住所や電話番号表記を間違うこともあります。
とくに、開業時に新店舗に移転した、仮の電話番号を入れていた、などもありますので、見直してください。

誤字・脱字

重要ページは特に、誤字・脱字のチェックを行いましょう。
自分ではOKと思っていても、見落としもありますので、できるだけ複数人でダブルチェックを行いましょう。

サイトマップ
作成・登録

検索エンジン登録は、Googleサーチコンソールに登録することで行います。
(自分で設定するのは難しいですので、制作会社に依頼するとよいでしょう)

その際に「サイトマップ」を作成して、サーチコンソールにサイトマップ登録すれば、
ページを作成したり、ブログ記事を書いたりしたときに、
自動で更新され、検索エンジンの巡回(クローリング)が早く、もれなく行われます。

HP制作会社に「XMLサイトマップ」作成を行ってもらい、サーチコンソールに登録してもらうようにしてください。

「表示スピードチェック」
「SEOタグ設定」「リンク等の設定」
「サイトマップ登録」
…これらは、SEOに大きな影響をもたらします。

とくに「表示スピードチェック」は
ホームページ制作会社「まかせ」にするのではなく、
必ず自ら行いもしNGであれば
必ずHP制作会社に伝えて、
改善されるまで納品OKとしないようにしてください。

SEO入門

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