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WIX、JINDOなどの無料HPツールとSEO、ドメイン、サーバーについて
無料で使えるホームページツール(WIXやJINDOなど)について、
「SEO的にどうなんですか?」
「集客できるでしょうか?」
などの質問を受けることがありますので、このページでは
ビジネスでWIXやJINDOなどの無料ツールを利用するときの注意点、
どのような場合に活用可能か?などについて解説いたします。
WIXトップページ↓
WIX↓
https://ja.wix.com/
ジンドゥー(JINDO)↓
https://www.jimdo.com/jp/
無料ツールのメリット
まず、WIXやJINDOなどの無料ツールを使うメリットを見て行きましょう。
- 無料で始められて、コストを抑えられる
- 専門知識がほとんどいらない
- 自分でサイトを作ることができる
- すぐに始めて、公開できる
- とりあえず見栄えのよいサイトができる
- サーバーもドメインも不要
- メールフォームなど必要な機能が使える
- スマホ対応
などです。
つまり、制作会社に依頼して、高い費用をかけることなく、ホームページが持てる
ということが最大のメリットということになります。
始めるためには、
メルアドなどのごく簡単な基本情報を入れるだけで
本当にすぐに始められるので、手軽なHP作成として便利なサービスといえます。
もちろん、趣味のサイトや仲間内のサークルサイト、短期間だけ利用するキャンペーン情報サイトなどでは、とても重宝なのですが、
個人事業者や企業がビジネスでホームページを持つ場合には、注意点やデメリットがあります。
無料ツールのデメリット
では、WIXやJINDOなどの無料ツールを使うデメリットを確認しておきましょう。
- ページ数に制限がある(JINDOは10ページまで)
- 表示速度が遅い
- SEOに弱い(検索上位化しずらい)
- 独自ドメインが使えない(有料版ではOK)
- デザインの自由度が低い
- 本格的なホームページを作る場合にコンテンツ移行ができない
- 広告が表示される
つまり、ビジネスでホームページ運営する場合には、
「検索からの集客は期待できない」
「ページを増やすことができない(制限がある)」
などの、かなり決定的なデメリットが存在する、ということになります。
具体的に見て行きましょう。
SEOに弱い
WIXやJINDOでは、タイトルタグ、ディスクリプションタグなどの最低限のSEOタグ設定はできるのですが、
これだけで上位化できるわけでは「まったくありまりません」。
とくにページ数に制限があり、ページ数が増えると「表示速度が落ちる」というのは
かなりの弱点といえます。
現在のSEOにおいては
「コンテンツ強化」「フレッシュネス(ページの追加)」、「内部リンク」などは、
ホームページ制作において重要度が増し、非常に大きく影響を与えますので、
これらの施策が打てないということは、
SEOで上位化するのは「難しい」ということになるのです。
とくに集客目的でHPを運営したい・制作したい…という場合は、
無料HPツールでは、その目的は得られない、と理解しておきましょう。
独自ドメインが使えない
WIXやJINDOの「無料版」では
「独自ドメイン」が使えず、
URLは(WIXの場合)
●●●●.wixsite.com/site-name(アカウント名.wixsite.com/サイト名)
となります。
これは、WIXなどに付与されたサブドメイン(サブディレクトリ)のURL。
WIXやJINDOをやめて別にホームページを運営する場合には引き継ぐことができません。
URLが変わってしまうということは
- URLを記載した印刷物をすべて変更する
- URLを知っている取引先・お客様がアクセスできなくなる
- SEOの価値が、いったんゼロになる
ということを意味しますので、ビジネスの継続性が断絶してしまうのです。
ですので、ビジネスでHPを持つ場合、「独自ドメイン」は必須です。
独自ドメインとは、自社で管理する・世界でただ一つのドメイン(URL)のことで
利用するサーバーが変わっても、HP制作会社が変わっても
継続して、ずっと使えるドメインのことです。
「有料版」(月額1000円程度)なら、独自ドメインを使えますので
WIXやJINDOを使う場合は(ビジネスで)
必ず独自ドメインを使うようにしましょう。
他に移るときにコンテンツを移設できない
WIXやJINDOのホームページは、その運営会社が管理するサーバーとシステム内に格納されたデータとして存在することになります。
ですので、「やはり別のサービスに変えよう」
「ホームページ制作会社に依頼して制作しよう」
という場合、画像もデザインなども引き継ぐことができません。
(テキスト原稿は、コピペすればかろうじて確保可能ですが)
つまり、いったん作り上げたHP、アップロードした画像などは、もう一度ゼロから作り直すことになります。
ホームページが、自社管理のサーバーにあるのか、
他社が管理運営するサーバーにあるのか、は
HPの安全性・継続性の存立基盤ともいえるものなのです。
広告の表示とデザイン
また、「無料版」では、ホームページに「広告」が表示されてしまう、ということも
ビジネスホームページに向かない点です。
(自社と競合する他社の広告が掲示されてしまうこともあります)
また、使えるデザインテンプレートが限られていますので
自由にデザインすることはできませんので、ここでも制約があります。
まとめ
WIXやJINDOなどの無料使えるホームページツールについて
メリット・デメリットを解説してきました。
これらの無料ツールは、
「コストが安く、手軽にHPが自社で作れる」というメリットがある反面、
ビジネスサイトとして運用する場合、SEOなどのデメリットがありますので、
どのような時に利用するか、事前にしっかりと考えて活用しましょう。
《無料HPツールが役に立つケース》
- 趣味やサークルなどのHP
- SEOが必要ない(集客を考えていない)場合
- とりあえず簡単なHPがあればよいビジネス
《ビジネスでWIXやJINDOを使うとき》
- 有料版を使う(広告が非表示)
- 独自ドメインは必須
- 画像やテキスト原稿などのデータを別途保管しておく
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