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ブログ記事がインデックスされない…原因と対策(SEO)
「ブログ記事がインデックスされない…」と悩んでいる方も多いと思います。
インデックスとは、検索エンジンに
「検索結果に表示する可能性があるコンテンツとして、データ化・保存されること」
を指しますので
せっかくブログ記事を書いても、
「インデックスされなければ、検索結果に表示されることがない」
ということになります。
また、インデックスされていないページからのリンクは
SEO価値が下がりますので(場合によっては、マイナスの影響も…)
この意味でも、ブログ記事がインデックスされないことは、
サイト運営者・ブログ運営者にとって憂慮すべきことと言えます。
では、ブログ記事がインデックスされない要因はどのようなものでしょうか?
- 検索エンジンにクロールされていない
- スパムポリシーに抵触している
- 低品質なコンテンツで、検索エンジンにインデックスの価値なし、と判断された
などの要因が考えられます。
このページでは、
ブログ記事が検索エンジンにインデックスされない原因について考え、対策方法をご案内して行きます。
インデックスされないブログ記事を書き続けることはムダであるだけでなく
サイト全体・ブログ全体の検索エンジン評価を下げ、全てのページのSEOにも影響します。
このページの内容を確認いただき、
効果的・SEOに強いサイト運営に転換してください。
検索エンジンとインデックス
最初に、検索エンジンの仕組みを確認しておきましょう。
①クローリング
検索エンジンが、サイト内のページを巡回して行きます。
↓
②インデックス
検索エンジンが「必要」と判断したページの内容をデータ化・保存します。
↓
③アルゴリズム
検索ユーザーの検索クエリ(内容)に応じて、インデックスしたページを独自の計算式(アルゴリズム)で評価を下します。
↓
④ランキング
検索結果がランキング(順位形式)で表示されます。
つまり、
ブログ記事がインデックスされなければ、
検索エンジンは、そのページのデータを持たないわけですから、
検索結果として表示されることも「ない」ということになります。
そして、
「インデックスされない」原因は
① そもそも検索エンジンがクロール(巡回)していない
② Googleのスパムポリシーに抵触している
③ コンテンツの質が低く「データ化する価値がない」と判断された
…この3つが考えられるわけです。
インデックスされない原因①…クロールされていない
ブログ記事に対して、検索エンジンがクローリング(巡回)していない場合は
検索エンジンが、その記事の存在そのものを認知してない状態ですので、当然ですが、インデックス(データ保存)されません。
また、何かの設定ミスで、検索エンジンの巡回を拒否していることも考えられます。
クロールされていない原因は、以下が考えられます。
【クロールされていない原因】
- 新しいサイト(ブログ)である
…検索エンジンがサイトの存在を知らない(発見していない)ために巡回に来ていない。 - サイト構成が複雑すぎる
…膨大な記事数があるサイトや、複雑なサイト構造になっている場合、
内部リンクがなく、ページが孤立(検索エンジンはリンクを辿って巡回します)
・・・などが考えられます。 - 更新頻度が低い
…頻繁に更新し、ブログ記事をアップしている場合は、検索エンジンもそれに合わせて巡回しますが
ほとんど更新されない・新しい記事がない場合は、検索エンジンのクロール頻度が下がりますので、なかなか巡回に来てくれないくなります。 - 技術的な設定ミスがある
…meta robotsタグ、noindexタグ、カノニカルタグなどの設定ミスがありますと、検索エンジンが巡回しなかったり、インデックスしなかったり…ということになります。
クロールされていない場合の対策
そもそもクロールされていない場合の対策は
まず、Googleサーチコンソールの登録セッティングを行い、サーチコンソールから
サイトマップ登録を行うことや、記事ページのクロール依頼を行う
などの対策を行うことが必要です。
(サイト運営者・ブログ運営者にとって、サーチコンソールは必須です)
サーチコンソール登録
サーチコンソールの登録は必須です。
まずは、↓を開いて登録してください。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
初めてサーチコンソールする方は、
↓のような画面が開きます。
あとは↓を見て、登録を行ってください。
⇒サーチコンソールの設定方法
インデックスのリクエスト
サーチコンソールの登録を行ったら、インデックスのリクエスト(クローリンクリクエスト)を行います。
「サーチコンソール」を開いて、一番上の検索窓に、インデックスさせたいブログ記事のページのURLを入れて、Enterキーを押します。
「URL が Google に登録されていません」と表示されたら、
URL検査の「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。
数日後くらいに検索エンジンが当該ページに巡回します。
(インデックスされるかどうかは検索エンジンの判断となりますが。。)
XMLサイトマップ登録
サーチコンソールにサイトマップ登録を行うことも有効です。
XMLサイトマップを登録するのですが、
↓より、自分のサイト・ブログのXMLサイトマップを作成できます。
XMLサイトマップ作成ツール
サーチコンソールの「サイトマップ」ページから登録します。
内部リンク設定
検索エンジンは、リンクを辿って巡回・クローリングを行いますので、
新しく書いたブログ記事に対して、関連する別ページからリンクを貼ることは有効な方法となります。
また、リンクは、その記事の「重要性」を検索エンジンに伝える意味もありますので、ブログ記事のインデックスにも有効な働きをします。
更新頻度を上げる
検索エンジンは、更新頻度の低いサイトへのクローリングは減らして行きますので
ブログ記事の更新頻度を上げることで、巡回頻度を上げることができます。
技術的な設定ミスがないかチェックする
meta robotsタグ、noindexタグ、カノニカルタグなどに設定ミスがありますと、検索エンジンが巡回やインデックスしない…という状況が生じますので、チェックして、もしミスがあったら改善しましょう。
- robots.txtで巡回拒否設定していないか?
robots.txtで「Disallow」を設定することで、特定のディレクトリやファイルを検索エンジン巡回を拒否します。
間違ってこの設定がなされていないかチェックしてください。 - noindexタグを設定していないか?
「noindexタグ」は、検索エンジンに「このページをインデックスしないで」と要請するタグ設定です。
インデックスしたいページに間違ってこのタグを設定していないかチェックしましょう。 - カノニカルタグの設定ミスがないか?
カノニカルタグとは、重複したコンテンツページがある場合に、特定のページを「正規ページ」に設定するものです。
カノニカルタグの設定先を複数設定したり、スペルが間違っていたりすると、正常に働かず、インデックスされない原因となります。
インデックスされない原因②…スパム抵触
ブログ記事がインデックスされない原因に
Googleのスパムポリシー違反があります。
スパムと言いますと、重大な違反を行ったときに「検索圏外」などのペナルティーを科されるこを考えることが多いと思いますが、
スパムポリシーに「抵触」する軽微な違反であっても、「記事がインデックスされない」「検索順位が下がる」などの現象が現れますので、注意が必要です。
2024年3月に、Googleはスパムポリシーを改定しており、
スパム対策アップデートなどで、スパム違反に対する評価を厳しくしています。
「何がスパムとなるか」をしっかり把握して、知らないうちにスパム抵触していた…ということがないようにしましょう。
あなたのサイトがスパム抵触していなかチェックしよう
現在、検索エンジンはAIを活用するなど、
スパムについて非常に厳しくチェックし、対処しています。
「ブログ記事がインデックスされない」原因が、
サイト・ブログのスパム抵触になるのではないか…チェックして行きましょう。
ここでは、あらたにGoogleがスパム行為としたものを中心に解説して行きます。
大量生成されたコンテンツの不正使用
「大量生成されたコンテンツ」とは、
質の低いブログ記事などを大量生産することを指します。
たとえば、「ChatGPT」などの対話型AIサービスを安易に利用して、コピペなどで記事を大量に作成することがそうですし、
AIを利用していなくても、質の低い・ユーザーにとって価値のない記事を大量に作ることも「スパムとみなされることがありますので、注意が必要です。
中古ドメイン使用
中古ドメインとは、かつては誰か別の事業者が使っていていて、現在は手放されているドメインを、中古ドメイン販売サイトなどで買い取って、自分のサイトで利用するものをいいます。
中古ドメインは、「ドメインの履歴が長い」「被リンクがついている」などで、SEO効果があるとされてきましたが、
Googleが明確に「スパム」としています。
無断複製されたコンテンツ
他サイトのコンテンツを無断でコピーしてブログ記事にすることは「スパム」行為となります。
よくあるのが、いろいろなサイトから一部だけをコピーして、切り貼りして記事を作成するものです。
巧妙に行っているつもりでも、検索エンジンに見抜かれますので、このような記事作りは避けましょう。
その他のスパム
その他以下のような内容が「スパム」となります。
- キーワードの乱用
不自然なほどにキーワードを繰り返すとスパムとなることがあります。
「文脈と関係なくキーワードを過剰に入れる」「地域名などを羅列する」などに注意してください。 - リンクスパム
「被リンクを金銭等によって受けること」「過剰な相互リンク」「リンク生成サイト利用」など行うとスパムとなります。 - 他社のサブディレクトリ利用
Googleからのサイト評価の高い他社のサイトに依頼して、その他社サイトのドメインの「サブディレクトリ」「サブドメイン」でサイトを構築して検索順位を上げようとする手法は、スパムとなります。
・・・・
これらの行為を行っているサイトは、ブログ記事がインデックスされず、検索順位が上がらず、場合によっては「サイト全体のインデックス取り消し」などになることがあります。
年々スパムに対する対応が厳しくなっていますので、
「これまでは大丈夫だったし…」と高をくくらず、
Googleのスパムポリシーを確認して、自分のブログやサイトを見直してみてください。
インデックスされない原因③…コンテンツの品質
ブログ記事・サイト記事がインデックスされない原因で最も多いと考えられるのが
「コンテンツの質が低い」ことです。
検索エンジンにインデックスされるとは
検索結果として表示する価値がある(その可能性がある)
…と評価されるということです。
ネット上には、年々記事ページが積みあがり、膨大なコンテンツが排出されていますので
インデックスされるボーダーも上がって行きます。
「どこにでもあるような」「独自の価値がない」ページがインデックスされない傾向は、
これからますます強まって行きます。
コンテンツの質を上げることが、ブログ記事を作るときに、
最重要事項になっているのです。
- コンテンツの質を上げる
- 検索エンジンの評価を上げる方法
…を確認して行きましょう。
インデックスされるコンテンツ品質に
では、インデックス・検索上位化に必要となる「コンテンツの品質」とはどのようなものでしょうか?
粗製乱造の記事作成はすぐに止める
粗末なブログ記事を大量生産して「リンクを貼る」「サイトを強化する」というのは、もはや通用しません。
記事を大量に作って行くと、内容が似たような記事が増えて行くことになります。
重複コンテンツは、記事がインデックスされない大きな原因となります。
また、粗製乱造記事は、検索エンジンにインデックスされないだけでなく、「スパム」としてサイト評価を下げ、ペナルティーを受ける可能性があります。
検索エンジンがAIを搭載して、コンテンツの評価を行う時代になっていますので、
「記事の大量生産」で成果がある時代は過ぎ去り、
一つ一つの記事を、ユーザーのために丁寧に作って行くことが大切です。
記事の「独自性」が大切
ネット上にある膨大なコンテンツと「似たり寄ったり」の記事を、検索エンジンはわざわざ新たにインデックスする必要がありません。
他サイトのコンテンツを「書き換えただけ」「切り貼りしただけ」で記事の体裁を作っても、コンテンツ量が一定以上あっても
そこに独自の価値がなければ評価されず、インデックスの中に入れないのです。
記事の中に、他にはない独自の見解・方法・経験・説明などを入れるようにして行きましょう。
読み手(ユーザー)の満足を考える
コンテンツの質とは、
「ユーザー(閲覧者)が満足する内容かどうか」ということです。
ある検索ワードで検索してページを見に来て読んだ人が
「わかった」「ためになった」「解決した」と感じで、満足するか
…ということです。
これを「ユーザーファースト」とか「SXO」(検索体験の最適化)などの言葉で言われていますが、
現在、検索エンジンは、「ユーザー満足度」基準に、コンテンツの評価・判定を行っています。
2024年3月に、ヘルプフルコンテンツシステムが検索エンジンのコアアルゴリズムに導入されました。
これは、AIを使って、「ユーザー満足度の高い」コンテンツかどうかを様々な角度から分析・評価して、ページ評価・サイト評価を行うもので、今後、検索ランキングに大きな影響を与えるものとなって行きます。
コンテンツを制作するときに
「読み手は満足するだろうか?」「わかりやすいだろうか?」ということを常に考えていることは、検索エンジンにインデックスされることを考える上で、SEO対策をする上で、まず念頭に置くべきことになります。
検索エンジンの評価を高める
記事をインデックスさせるには、検索エンジンの評価を高めなければなりません。
以下の内容をチェックして、改良しましょう。
タイトルタグを工夫する
タイトルタグは、検索エンジンに、「この記事は○○について書いています」と、内容を伝える最重要なメタタグです。
たとえば、リフォームの施工事例のブログ記事を書くときに
「リフォーム事例」という記事のタイトルタグでは、
おそらく同じタイトルの記事が重なって行きますので、検索エンジンに「同じ内容の記事だ…」と評価されて、インデックスされなくなります。
そこで、たとえば、
「南区でキッチンの交換リフォームを行いました」
「足立区でキッチンのクリーニングで新品同様に」
…など、エリア名や施工内容をタイトルタグに入れることで、1つ1つの記事を差別化して行きます。
記事中にキーワードを適切に入れる
タイトルタグでキーワード設定したら、そのワードを適切に記事の中に入れて行きましょう。
過剰にキーワードを繰り返して入れると、スパム行為と判定される可能性がありますので、注意しましょう。
「文章の書き出し」にキーワードを入れるなどを意識すればよいでしょう。あくまでも自然な文章の流れの中で、キーワードを入れることが大切です。
ディスクリプションタグ設定
ディスクリプションタグは、検索エンジンに、記事の要約を伝えるタグ設定です。
120文字くらいの文章で要約文を書き、キーワードを適宜入れるようにしましょう。
見出しタグ(hタグ)を入れる
記事に「見出し」を入れて行くことは非常に重要です。
hタグ(見出しタグ)を設定し、キーワードを適宜入れて行きましょう。
(過剰なキーワード埋め込みは避けてください)
⇒hタグ
内部リンクを設定する
内部リンクとは、サイト内のページからリンクを貼ることです。
新しい記事を書いたら、関連記事のページから内部リンクを設定することで、検索エンジンに「このページは重要です」ということを伝えることができます。
また、検索エンジンは、リンクを辿ってクローリングしますので、巡回⇒インデックスを促す効果もあります。
Alt属性を設定する
Alt属性とは、画像を表示するときに、検索エンジンに「この画像は○○です」と伝えるためのものです。
検索エンジンは画像の意味を理解できませんので、Alt属性がないと「画像がある」としか認識しません。
しっかりと画像の説明を検索エンジンに伝えることで、記事の意味をロボットが理解することができますので、インデックスされるかのせいも高まります。(SEO効果もあります)
表示速度を改善する
記事がインデックスされない理由は、ページの表示速度が遅いからかもしれません。
表示速度が遅い記事ページは、ユーザーの満足度を下げ、離脱してしまう可能性を高くします。
グーグルが提供している「PageSpeed Insights」で、表示速度を計測して、「パフォーマンス」の数字が低い場合(30以下など)は、改善点が表示されますので、一つ一つ対策して行きましょう。
SNSで発信する
新たに記事を書いたり、リライトした際は、
XなどのSNS(ソーシャルメディア)で発信しましょう。
SNSからのリンクは、直接の被リンク効果はありませんが、ネット上で言及されていることで「サイテーション」効果が期待できますし、
SNSでの拡散を通じて被リンクを得る可能性も広がります。
・・・・・・・
いかがでしたでしょうか?
ページがインデックスされない最もよくある理由は「記事のコンテンツ」自体にあります。
記事がインデックスされていない場合は
まずはリライト(書き直し)を行い、
上記のタグ設定などをチェックして対策して行きましょう。
リライトが完成しましたら、
サーチコンソールからインデクスのリクエストを行ってください。
まとめ
記事がインデックスされない原因は多岐にわたります。
もう一度チェックポイントと改善対策を確認しておきましょう。
★クロールされていない
- 新しいサイト(ブログ)
⇒Googleサーチコンソール登録を行いましょう。 - 複雑なサイト構造
⇒サーチコンソールで「XMLサイトマップ登録」「インデクスリクエスト」を行う。 - 更新頻度が低い
⇒記事の更新頻度をあげましょう。 - 技術的な設定ミス
⇒間違ってnoindexタグなどを設定していないか、チェックしましょう。
★スパム抵触
- 記事の粗製乱造(大量生産)
⇒コピペ・他サイト記事の切り貼りなどは、まったく意味がなく、低品質記事の大量生産は「スパム」となります。 - 中古ドメイン
⇒中古ドメインの購入・利用は避けてください。 - 他サイトのドメインの権威利用
⇒他社のサイトに依頼して、そのドメインの力を利用して自分のサイトの検索上位化を狙うことはスパムです。(サブディレクトリ・サブドメイン)
★コンテンツの品質
- 記事の「独自性」
⇒独自の価値がない(どこにでもある・他サイトのページと似ている)記事は、インデックスされない傾向が強まっています。 - 検索エンジンの評価を高める
- タイトルタグ
⇒記事ごとにタイトルタグを変えましょう。(記事ごとの差別化)
- タイトルタグ
- 記事にキーワードを入れる
- メタタグ設定の改善
- ディスクリプションタグ
- hタグ(見出しタグ)
- Alt属性(画像の説明文)
- 内部リンクを設定する
⇒サイト内の関連記事からリンクをしっかり貼って行きましょう。 - SNS発信
ソーシャルメディアで発信して行きましょう。
記事をリライトするなど、上記のチェックと対策が終わりましたら
サーチコンソールでインデックスのリクエスト(クローリンクリクエスト)を行いましょう。
「サーチコンソール」を開いて、一番上の検索窓に、インデックスさせたいブログ記事のURLを入れて、Enterキーを押します。
「URL が Google に登録されていません」と表示されたら、
URL検査の「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。
リクエストを行ってからインデックスされるまでに数日から数週間かかることがあります。
時間を置いて院デックされているかチェックしてください。
日本最大級のホームページ制作サイト「優良WEB」
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