SEO・WEB用語
内部リンク
SEO・WEB用語
内部リンク
内部リンクとは、SEO対策において重要な「内部対策」の根幹の部分の一つです。
内部リンクを適切に設定することによって
「ユーザーの満足度が上がる」「検索エンジンの評価が上がる」という2つの面でのプラスの候が期待できます。
このページでは、
「内部リンクとは何か?」「ユーザー満足度とSEO効果を上げる内部リンクの方法」
について解説して行きます。
内部リンクとは、
ウェブサイト内の各ページに相互にはられたリンクのことです。
一方、外部のサイトからはられたリンクを「外部リンク」「被リンク」といいます。
下図のように、サイト内のページ同士をリンクで結合して行くことで
各ページが独立して存在するのではなく、互いに情報同士がリンクで結びつくことで、
ユーザーも、検索エンジンも、ページを見つけやすくなり、メリットがあります。
SEOとは、そのページのコンテンツに応じた検索ワードで、
検索結果で上位表示することで多くのユーザーにウェブページを見てもらうための対策です。
内部リンクは、SEO対策において重要な要素のひとつです。
内部リンクを適切に設置することで、以下のメリットが得られます。
1.
内部リンクを適切に設置することで、サイト内の関連ページを結びつけることができます。
たとえば、
「ある商品ページ」⇒「関連商品ページ」
「ある情報ページ」⇒「関連する情報コンテンツページ」
「カテゴリページ」⇒「関連する記事ページ」
などをリンクで結合することによって、
サイト全体の関連性や構造が向上し、Googleなどの検索エンジンから高く評価される可能性が高まります。
2.
検索エンジンクローラーがサイトを巡回する際に、内部リンクが重要な手がかりとなります。
内部リンクを適切に設置することで、クローラーがリンクを辿ってサイトの隅々まで巡回しやすくなり、サイト全体の情報が検索エンジンに正しくインデックスされる可能性が高まります。
3.
ある情報ページを見てくれたユーザーが、内部リンクを辿って、関連情報を見てくれる可能性が高まります。
内部リンクを適切に設置することで、必要な情報を簡単に見つけられるようになり、ユーザーの利便性が高まり、サイトの滞在時間(平均エンゲージメント時間)が長くなる可能性があります。
内部リンクによってSEO効果を高めるためには、
の4つが重要となります。
ウェブサイトを制作して行くときに、第一に考えなければならないことは
「ユーザーファースト」です。
つまり、読んでくれるユーザーが、得たい情報を得られるように工夫することです。
たとえば、「内部リンク」のページを読んだユーザーは、さらに「相互リンク」「外部リンク」「検索エンジン」など、関連する情報を読んで行きたいかもしれません。
その際に、情報を見つける助けになるようにリンク設定を行うことで、ユーザーの満足度が上がり、サイト滞在時間(平均エンゲージメント時間)が伸び、検索エンジンの評価・SEO効果も高まります。
ユーザーが、ページコンテンツを読み進めて行く流れの中で、情報を見つけやすくするように、意識してリンクを貼りましょう。
ユーザーは、ページ内のあるセクションを読んだところで、別の情報を読みたいと思うかもしれません。
こうしたニーズを考えながらリンク設定して行くことで、満足度がさらに上がって行きます。
(内容をより深く理解するために役立つページにリンクしましょう)
検索エンジンは、サイト内のリンク数・リンクの集中度によって、
そのサイトの中の「重要ページ」を判断します。
また、「見てほしいページ」や「情報を見つけやすくするページ」にリンクを集中させることで、
ユーザーの利便性が向上して、閲覧を促すことにもつながります。
たとえば、このページの上部カテゴリは「SEO用語集」です。
(SEOの様々な方法を調べたい方にとってSEO用語集から選ぶのは便利です)このサイトで、もっとも見ていただきたいページは「トップページ」です。
あらゆるページからトップページにリンクを貼ることで、検索エンジンにその意図を伝えることができ、
ユーザーに閲覧していただけるよう誘導することができます。
SEO効果を上げる内部リンクの設置方法を見て行きましょう。
ナビゲーションは、サイトに固定されたリンク一覧のことで、「グローバルナビ」「サイドナビ」「フッターナビ」があります。
ナビゲーションに、主要なページや各階層構造のトップページにリンクを行うことで、
ユーザーも、検索エンジンも、情報を辿りやすくなります。
グローバルナビ
全ページ共通で、ページの一番上などに表示。
「各カテゴリのトップ」など、サイトの主要なページにリンクを貼ることで、ユーザーが情報を得やすくなります。
サイドナビ
PC2カラムの場合に、右(または左)サイドに表示。
かなり多くのページを表示できるため、ページ閲覧の導線となります。
「おすすめページ」「新着ページ」などを置いて誘導することもできます。
フッターナビ
ページ一番下に置かれるナビ。
サイト全体の補足的な役割を果たし、主要ページのほかに、「会社概要」「個人情報保護規約」「利用規約」なども置きます。
ナビゲーションには、主に以下のような役割があります。
グローバルナビを英語表記でリンクしているサイトも多いですが、
テキストリンクは、日本語で、短いキーワード等で表示しましょう。
ナビゲーションが、重要なテキストリンク(内部リンク)であることを再確認して、
ユーザーにも、検索エンジンにもわかりやすく効果的なリンク設定をいして行きましょう。
検索エンジンは、各ページから関連ページに貼られるリンクを高く評価します。
あるページの情報と関連性が高いページへのリンクは、
ユーザーが知りたい情報を見つけやすくし、ユーザビリティーが向上します。
ページとページをリンクで結合して行くことによって(内部リンクの重層化)、サイト全体のSEOの力がアップし、
リンクが貼られた(リンクが集中している)ページの検索エンジンの評価が高まり、上位表示しやすくなります。
コンテンツ中のテキスト文字に、関連ページへのリンクを貼ります。
画像やバナーではなく、文字リンクを行うようにしましょう。
わかりやすいリンクテキストを使用することで、ユーザーはリンク先のページの内容を把握しやすくなります。
⇒アンカーテキスト
各コンテンツセクションの下部や、ページの下部に、そのコンテンツと関連するページへのリンクをはります。
そのページを読んだユーザーが、次に得たい情報をすぐに見つけやすくなり、ユーザビリティーが向上し、サイト滞在時間も長くなります。
内部リンクにおいて、コンテンツ・情報間を結ぶ=ページ間リンクは、SEOにおいて極めて重要です。(ここを怠っていることが原因で上位化できないサイトが沢山あります。)
1ページ1ページ、ページ内から関連ページへのリンクを貼りましょう。
サイトマップには、「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類があります。
必要に応じて設定してください。
HTMLサイトマップとは、サイト内のページのURLやタイトル、更新日時などを記載したファイルのことです。
ユーザーがサイト内のページ全体を把握することを目的としたサイトマップであり、検索エンジンもページ全体を巡回する上で役立ちますので、SEO効果があります。
ただし、更新頻度が高く、ページ数が膨大なサイトの場合は、管理するのが少々大変かもしれません。
この場合は、XMLサイトマップで、検索エンジン向けのサイトマップを作成することをお勧めします。
検索エンジンは、リンクをたどってサイト内を巡回し、情報収集します。
ですが、ページ数が多い場合や、リンクが重層的に設定されていない場合は
「全ページを把握しない」ということが起こります。
そこで、XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンに全てのページ情報を知らせることができます。
XMLサイトマップは、ユーザーは見ることはできませんが、検索エンジンに、ページ更新情報を正確に伝える役割を持っています。
『SEOホームページ』では、
XMLサイトマップを作成して、Googleサーチコンソール登録(検索エンジン登録)しておりますので、自動で更新情報を検索エンジンに伝えられるようにしています。
内部リンク設置の注意点をご案内します。
内部リンクを設置して行く際は、
「テキストリンク」(文字リンク)を使うようにしましょう。
また、テキストリンクの内容は
「わかりやすい」「リンク先ページの内容を反映している」「キーワードを含んでいる」ことが大切です。
リンクするページ先の「コンテンツの充実度・正確性・最新性」に注意しましょう。
「古いページ」「内容が乏しいページ」ページへのリンクは効果的ではなく、
ユーザーの満足度も下げてしまいます。
また、「存在しないページ」へのリンクもNGですので、リンク切れにも注意を払ってください。(ページを削除したら、そのページへのリンクも削除しましょう)
画像やバナーでリンクを貼る場合は、必ず「alt属性」を設置しましょう。
検索エンジンは、画像の内容を把握できませんので、alt属性によって、画像の内容を検索エンジンに伝えることで、リンクの内容も伝えることができます。
以下のようなリンク設定は、ユーザーの利便性を下げ、検索エンジンからペナルティーを受ける場合もありますので、注意してください。
よく「内部リンクは加増が多いほどいいですか?」という質問を受けますが、
内部リンク数は、SEO効果に直接影響を与えるものではありません。
もちろん、内部リンクをほとんど設置していない状態ですと、SEO効果は上がりませんが、
数を増やせば、それだけでSEO効果が得られるわけではないのです。
大切なことは、「リンク先のページとの関連性」や、「ユーザーにとって有益なリンクであるかどうか」ということ。
ユーザーの利便性を高めるリンクを意識的に貼ることで、検索エンジン評価も高まる、という関係になります。
ですので、再度、以下を重視してリンク設定するようにしてください。
リンク数が多いほどよいと思い込んで、やたらと関連性が低いページにまで過剰なリンクを行いますと、
検索エンジンに「過剰なSEO対策」としてペナルティーが科される可能性もあります。
一般的には、1ページからのリンク数は、10~20 程度、と言われていますが、
これは、そのページの内容・コンテンツ量にもよりますし、そのサイトのページ数その他の状況にもよりますので、一概には言えません。
大切なことは、「ユーザー満足度を上げるために」リンクを設置する、という原則を忘れないことです。
新しくページを作ったり、ページコンテンツをリニューアルしたら、
「内部リンクも更新」しましょう!
そのページからの内部リンクの再設定だけでなく、
関連ページからのリンクも設定の更新を行います。
内容の変更に応じた、適切な内部リンクにして行くことで、SEO効果が上がって行きます。
《まとめ》
内部リンク設定で、最優先して考えることは「ユーザーの利便性・満足度を高める」ために有効なリンクを貼ることです。
内部リンクを適宜見直して、
SEO効果の高いサイトにして行きましょう!
著者:SEOコンサルタント・ウェブデザイナー
SEOホームページ代表 占部圭吾
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