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士業のSEO対策 - ホームページで集客する方法
弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士などの「士業」ホームページでのSEO(Search Engine Optimization)対策・検索上位化の方法を解説いたします。
目次
士業のSEO対策とは?
SEO対策とは、検索エンジン最適化という言葉からもわかる通り、
検索エンジンの評価を高める施策を行い、
ホームページの検索順位を上げて、WEB集客を実現して行くことを指します。
SEOにおいて、まず確認しておかなければならないことは、
「検索エンジン最適化」とは、検索ロボットに最適化すると同時に(それ以上に)
読み手(ユーザー)の満足度を上げること(人に最高の体験を与えること)が決定的に重要、ということです。
つまり、コンテンツが大切ということなのですが、
士業(弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、弁理士、中小企業診断士、公認会計士、税理士など)のSEOでは、
業種の特殊性との関係で、
特に考えなければならない点がいくつかありますので、ご紹介いたします。
YMYLと士業のSEO
Googleは、「YMYL」に関するウェブページコンテンツの品質評価において、特に高い(厳しい)評価基準を設けています。
YMYLは「Your Money Your Life」の頭文字を取ったもので、
法律・健康・投資などの、人生や健康にかかわるコンテンツには、
正確性や信頼性が特に担保れなければならない、ということです。
たとえば、病気や薬に関するコンテンツが、素人によって書かれたもので、誤解を生んだり・明らかに間違っていた場合に、それが検索で上位化していて多くの人目に触れ、信じられてしまったときになどんなことが引き起こされるか?…ということです。
法律に関するトピックでも、間違った解釈、あいまいな内容が流布したときに、
人は大きな損害を受ける可能性があります。
つまり、士業のウェブサイトのコンテンツは、
正確性・最新の情報・専門性が厳しくチェックされる、ということです。
では、YMYLとの関係で、士業のウェブページでは、どのような対策が必要でしょうか?
専門家であることを明示する
まず、そのコンテンツが専門家によって書かれたものであることを明示する必要があります。
たとえば、「不当解雇」についての法律的なトピックにおいては、
「弁護士」が書いた・監修したことを明記しましょう。
トップページのSEOを考えるのであれば、
トップページにも、氏名(弁護士などの表記)、所属、事務所名、住所、電話番号などを表示することは必須と言えます。
間違えのない・最新情報であること
士業という専門家ですので、コンテンツに間違いが書かれることは稀だと思いますが、書いてから長い間放置されたコンテンツは、時間の経過の中で「間違ったもの」になることもあります。
閲覧者に誤解を与えないように、常に最新の情報を提供するようにしてください。
E-E-A-T と士業のSEO
「E-E-A-T」とは、「経験(Experience)」「専門知識(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trust)」を指す、Googleの重要なコンテンツ品質評価ガイドラインで、士業にも大きく関係します。
- 経験(Experience)
自分の体験・経験に基づくコンテンツであること - 専門知識(Expertise)
専門知識に基づくコンテンツであること - 権威性(Authoritativeness)
コンテンツを書いた人・webサイトの外部からの評価 - 信頼性(Trust)
内容の正確性・更新頻度・HTTPS(通信の暗号化)により閲覧者の安全が守られていること
「E-E-A-T」は、YMYLトピックにおいて特に重視されますので、士業のSEOと密接な関係にあります。
対策内容は後述いたします。
士業の具体的なSEO対策
士業のホームページにおける具体的なSEO対策をご紹介して行きます。
わかりやすい文章と専門性
士業のホームページでよく見かけるのが、
「文章が難解でわかりずらい」「文字が小さく読みずらい」「改行が少なく、読む気が起こらない」
…というものです。
士業のコンテンツには、専門性は不可欠なのですが、同時に
「読み手は、一般の素人の人々」であることを念頭に置いてください。
専門用語が全くわからない、難しいことを入れても理解できない…普通の人が、「なるほど、よくわかる」と思えるようにコンテンツを仕上げることが大切です。
検索エンジンは「ユーザーの満足度」を重視していて、様々な指標をつかって検索のランキングを行っています。
専門家であることの明示
士業の国家資格保有者であること、所属などを各ページに明示しましょう。
時々、名前や写真を載せたくない…という方がいらっしゃいますが、
写真は必須ではありませんが、氏名や肩書等は必須です。
(これがない場合、士業のwebサイトと検索エンジンに認識されません)
関連ページをリンクで結合する
そのページにか関連するトピックがあるページに「リンク」をはって、
閲覧者が情報を得やすい形にして行きます。(内部リンク)
サイドメニューやナビなどのリンクだけで終わらせるのではなく、各ページからのリンクを貼って、ページ同士を結合することがSEO効果を発揮します。
最新情報の提供
つねに最新情報が提供されている状態を保ちましょう。
できれば、サイト内に設置したブログを使って、情報提供し、
既存のページの見直しも適宜行いましょう。
モバイルフレンドーテストで合格する
スマホなどのモバイル端末で閲覧する人が「見やすい」「表示が早い」「操作しやすい」などが、SEOにおいて重視されています。
Googleが提供している「モバイルフレンドリーテスト」を使って、問題があるなら改善し、合格するようにしましょう。
Googleビジネスプロフィールを活用する
Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)は登録しているでしょうか?
必ず登録して、「事務所名」「住所」「電話番号」(この3情報をNAP情報といいます)などの基本情報を、公式サイトとの情報と一致させます。
検索エンジンは、ネット上の様々な情報から、サイトや士業個人の「権威性」を確認しますので、SEOにもつながります。
SNSを利用する際も、プロフィール欄などにNAP情報を表示しましょう。
HTTPSは必須
サイトのURLは「https」から始まるものですか?
HTTPSは「SSL対応」とも言い、通信の暗号化で、閲覧者が入力した個人情報を第三者に盗まれないようにする通信プロトコルです。
ウェブサイトの「信頼性」に直結しますので、必ずHTTPS化を行いましょう。
まとめ
士業ホームページのSEO対策についてご案内してきましたが、いかがでしたでしょうか?
検索エンジンは今、「ユーザー(閲覧者)の満足度・最高の体験」を重視しています。
SEOを考えるときに「ロボット対策」と考えてしまいがちですが、
「人のために」をまず念頭に置き、「このページはすばらしい!」と感じてもらえるコンテンツになるよう時間をかけて行くことで、
自然と検索順位も上がるようになります。
ぜひ、試してみてください。
著者:SEOコンサルタント・SEOホームページ代表 占部圭吾
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