SEO・WEB用語
ナレッジパネル
SEO・WEB用語
ナレッジパネル
ナレッジパネルとは、人・物・場所・事物などについてグーグルで検索すると右側に表示される情報枠のことをいいます。
ネット上に存在する様々な情報群の中からGoogleの責任で編集表示されています。
たとえば歴史上の人物の名前をGoogle検索すると、↓のようにナレッジパネルが表示されます。
歴史上の人物のキーワード検索で表示された例。
人物画像、人物の概要(ウィキペディア情報)、生年月日、埋葬地、配偶者、などの表示と共に、関連する人物の例・リンクが表示されています。
「リンゴ」「渋谷駅」「富士山」などの固有名詞で検索してみると
同様にナレッジパネルが表示されます。
企業名検索でもナレッジパネルが表示される場合があります。
例えば「日産自動車」と検索した場合、↓のように表示されます。
株式会社の社名検索した際の表示例。
会社のロゴ、会社概要、本店所在地、カスタマーサービス電話番号、CEO、株価、親会社などの情報が表示されています。
ナレッジパネルの情報は、Googleが管理しているナレッジグラフを元にしています。
ナレッジグラフとは、ウェブ上にある膨大なデータから情報収集され、データベース化しものです。
(Googleは、「巨大なバーチャル百科事典のようなもの」としています)
つまり、ナレッジパネルは、この情報源をもとに自動生成され、表示される仕組みです。
ナレッジパネルの情報は、あくまでGoogleが責任編集・表示していますので、会社の社長であっても自由に変更することはできません。
もし、自社の会社名検索をした時にナレッジパネルが表示されていて、内容の変更をしたい場合は、正式な代表者が、Googleに申請して、理由を提示して、変更・修正依頼をする必要があります。
ナレッジパネル情報の変更の手順は、
Googleは、申請に基づいて、ウェブ上の情報を収集して裏付けをとった上で、変更可能かどうか審査・判断します。
ただし、ナレッジパネルの情報は、web情報に基づいていますので、上記の手続きを行わないでも、会社情報の変更をしたい場合は、公式サイトの情報を正確に書き換えることで、ナレッジパネルの情報も自動で変更になります。
※ただし、ナレッジパネルと思ったら、「実はビジネスプロフィールだった」ということもありますので、注意が必要です。
ナレッジパネルは、よくGoogleビジネスプロフィールと混同されますが、
全く別物です。
たとえば「SEOホームページ」と検索した場合、↓のように表示されます。
ビジネスプロフィールの表示例。
メイン画像、事業内容(カテゴリ)、所在地、電話番号、予約URL、営業時間、商品、口コミ、グーグルマップ、説明文、ウェブサイトのリンクボタンなどが表示されます。
これは、ナレッジパネルではなく、
Googleビジネスプロフィールの情報が表示されています。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、
Googleが提供している無料のツールで、自分で(自社で)自由に内容を書き込むことができ、簡単に編集することができます。
Googleビジネスプロフィールは、Gアカウントを通じて登録することができ、
「グーグルマップ検索」や「ローカル検索でのローカルパック」にも対応・表示されますので、ぜひ取り組んでみてください。(⇒MEO対策)
ビジネスプロフィールの投稿機能を利用して、記事を書き、商品情報や写真・画像などのコンテンツを豊富にすることで、企業名などで検索したときに表示されやすくなります。
ナレッジパネルとビジネスプロフィールの違いは以下の通りです。
- | ナレッジパネル | ビジネスプロフィール |
情報元 | ナレッジグラフ | ビジネスプロフィール情報 |
---|---|---|
情報変更 | Googleへの申請・認証・審査 当事者・団体の代表者が申請する | 自分でできる Gアカウントでログインして行う |
情報内容 | 人・物・場所・組織に関する事実 | 営業時間・ルートなどの店舗情報 |
ナレッジパネルは、Googleがネット上の情報を基に自動生成するサービスですので、ここに掲載したいと思っても、申請方法があるわけではありません。
ただし、以下の方法を取ることでナレッジパネルが表示される可能性が高まります。
まとめ
ナレッジパネルは、人・物・場所・組織などについて検索結果ページの右サイドに表示されますが、この情報はGoogleによりWEB上の情報データから自動生成されています。
ですので、私たちが直接コントロールすることはできず、ビジネス的に活用することも難しいと言えます。
ビジネスで売上アップ等の施策を行うなら、「SEOによってホームページを検索上位化する」「ビジネスプロフィールを利用してローカルパックなどに表示させる」などの施策の方が、効果的と言えます。
(著者:SEOコンサルタント・SEOホームページ代表 占部圭吾)