SEO・WEB用語
サテライトサイト
SEO・WEB用語
サテライトサイト
サテライトサイトとは、
自社の「メインサイト」と別に、メインサイトに関連するコンテンツを扱う自社サイトのことを言います。
「サテライト」は「衛星」を意味しますので、メインサイトの周りに存在する、別の目的を持ったWEBサイト、ということで、
メインサイトと別のドメインで作成され、運営されます。
サテライトサイトに明確な特徴や判断基準はありませんが、
概ね以下の要素によって判断されます。
サテライトサイトを作成・運営するメリット・目的は主に以下の3つです。
1.
メインサイトにリンクを送ることで、
メインサイトが被リンクによってSEO効果を上げ、検索順位を上げて行く
2.
メインサイトでは展開できないコンテンツによって
別の切り口から新たな見込み客を獲得する
3.
メインサイトでは扱いにくい・別のキーワードを取り上げ、
検索結果で露出を増やす
サテライトサイトを運営する第一のメリットは、
サテライトサイトからメインサイトにリンクを送ることによって
メインサイトのSEO効果を高め、検索順位を上げて行くことができることです。
検索エンジンは、他サイトから送られるリンク(被リンク)の数・質を、
検索順位を決定する要素として重視しています。
検索エンジンから「被リンクが多い」=「ネット上で支持されている」
と評価されることから、メインサイトがSEO的に強くなり、上位表示の可能性が高まります。
サテライトサイトを運営する第2のメリットは、
サテライトサイトの新たな切り口でのコンテンツ・記事によって、
メインサイトと別のルートから潜在顧客と接点が持てる、ということがあります。
たとえば、あなたが「ハイキング用シューズ」を製造販売しているとします。
この場合、「ハイキング用シューズ」に関するメインサイトと別に、
「○○県のハイキングコース紹介」というサテライトサイトを持ったらどうでしょうか?
その情報を見たい人は、
明らかに「ハイキングが好きな人・興味がある人」です。
この人に、ハイキングコースのわかりやすい・使いやすい情報が届けられれば、その閲覧者にメリットがありますし、
この情報ページに貼られている「ハイキングシューズ」ページへのリンクから、メインサイトを見に来てくれるかもしれません。
メインサイト⇒「ハイキングシューズを探している人」(今すぐ顧客)
サテライトサイト⇒「ハイキングが好きな人・興味がある人」(潜在顧客)
サテライトサイト運営によって、集客のウィングを広げて、新たな潜在顧客との接点を持つことが可能になります。
サテライトサイトに良質な情報を掲載することで
閲覧者にもメリットがあり、ビジネス拡大の可能性も広がるのです。
サテライトサイトを運営することによって、
メインサイトでは扱えなかったキーワードでページ作成することが可能になり、
より多くのワード検索で上位化して、露出して行くことが可能になります。
先ほどの例でいえば、メインサイトでは「ハイキングシューズ」に関連するキーワードでのページに限定されていたとしても、
サテライトサイトでは「ハイキングコース 千葉」「ハイキングの楽しみ方」「ハイキングの注意点」など、様々なワードを取り扱うことが可能になり、多様なワードで上位表示して、露出を増やすことが可能になります。
サテライトサイトの3つのメリット見てきましたが、デメリットはないのでしょうか?
サテライトサイト運営のデメリットは、
「ペナルティーを受ける危険がある」
「運営に手間がかかり、効果が出るまでに時間がかかる」
という2つがあります。
サテライトサイトは、自作自演でリンクを送る形となります。
ですので、「不正な方法による検索順位操作」と検索エンジンにみなされてペナルティーを受ける危険があります。
Googleは、サテライトサイトそのものをNGとしているわけではなく、「ユーザー満足度の高い」「コンテンツの品質が優良な」サテライトサイトについては、問題としていません。
ただし、粗製乱造された・低品質のコンテンツばかりのサイトからの大量のリンクは
「自作自演の過剰なSEO対策」として、ペナルティーが科される可能性があるのです。
では、どのような場合に「ペナルティー」が科されるのでしょうか?
以下のようなケースです。
…などです。
つまり、自作自演のリンクだけを目的にして、
無内容なページを量産するようなサテライトサイトは
「不正」とみなされる可能性があるということになります。
Googleは、低品質で量産されたサテライトサイトを「誘導ページ」「ドアウェイ」という名称で警告しています。
サテライトサイトを作成・運営するなら、
ユーザーにとって有益で満足度の高い情報を、しっかりとしたコンテンツとして提供して行くことが必要となります。
大切なことは、サテライトサイトにおいても「ユーザーファースト」の考え方で作成・運営して行くことです。
サテライトサイトには、「有益なコンテンツ」が必要ということは
それだけ手間暇がかかることを意味します。
また、サテライトサイトの評価が高まって、多くの人に見に来てもらえるようになるまでに、また、リンクのSEO効果が出てくるまでに
一定の時間がかかります。
この「手間と時間」が大きなデメリットであり、取り組む上でのネックとなります。
ですが、このデメリットがあることで
「本気でサテライトサイト運営を行っている会社は少ない」
という現実があり、これは逆にメリットに転じます。
しっかりとしたサテライトサイトを作って行けば、
SEO効果も、WEB集客効果も、とても高いものがあります。
検索順位を上げるために、閲覧者にとって価値のない(読んでも面白くない)ページを粗製乱造させて、被リンクだけを目的にサテライトサイトを作っても、時間のムダであり、場合によっては検索エンジンからペナルティーを受けて、SEOに大きなマイナスになることもあります。
Googleは、品質の低いコンテンツページからのリンクをAIによって検知し、
リンクを「無効化」するアップデート行っています。
低品質リンクは、検索エンジンに無視され、意味をなさなくっています。
(2023年1月~リンクスパム対策アップデート)
サテライトサイトにおいても、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し、検索エンジンからの評価を高めることが重要です。
Googleは、コンテンツ品質評価のコンセプトとして「E-E-A-T(経験・専門知識・権威性・信頼性)」を打ち出しています。
たとえば「ハイキングコース紹介」のページを作って行くなら、
自分で実際にそのコースに行って見て、体感したことを書いて行くなど、
できるだけ、独自の経験や専門知識に裏打ちされた、「他にはない価値のある」ページを作成して行きましょう。
サテライトサイトのメリットは、キーワードを多様化できることにあります。
同じような内容のページが増えてしまいますと、検索エンジンにページをインデックスしてもらえなくなり、せっかくページを作っても、そのページからのリンクも効果を持たなくなってしまいます。
大切なことは、ページ毎に「テーマを決めて」「タイトルタグを変えること」です。
「3月におすすめの関東ハイキングコース」「A県の穴場ハイキング」など、テーマ別にコンテンツページを作成することで、サテライトサイトの検索エンジン評価も上がり、ユーザー満足度も上がり、リンク効果も上がって行きます。
サテライトサイト運営では特に、ニッチワード・スモールワード検索での上位化を目指す「ロングテールSEO」の考え方が大切になります。
自然なリンクであることを装うために(検索エンジンにそう認識させるために)
サテライトサイトであることを隠す形で運営するケースが多いですが、
サテライトサイトの運営者を明示して、堂々と運営したほうがよいです。
サテライトサイトの運営自体は、Googleが禁じているわけではありません。
粗製乱造されたた低品質のサイトから大量にリンクを貼って行くことが問題なのです。
メインサイトとの関係性を明らかにして運営することで
リンクの質はむしろ向上し、SEO効果が高まる可能性が高いのです。
サテライトサイトを作成して一定のページ数・リンク数を確保すると
「それで終了」ということで、更新を止めてしまうケースをよく見かけます。
ただ、「更新が止まった」「動きが無くなった」サイトは、検索エンジンの評価も下がって行きます。
低品質のサイトとみなされると、そこからのリンク評価も下がります。
ですので、サテライトサイトも、運営を継続して、更新を止めてしまわずに、常に新しい情報を発信して行くことが大切です。
サテライトサイトを「無料ブログ」で運営しようか?
レンタルサーバーで独自に運営しようか?
と迷ってしまうことがあるかと思います。
「無料ブログ」と「独自ブログ」(ワードプレスなど)「独自サイト」のメリットデメリットを確認して、自社にあった方法を選んでください。
無料ブログでサテライトサイトを運営するメリットは、
無料ブログでサテライトサイトを運営するデメリットは、
独自ブログとは、ワードプレスなどでブログを運営する方法です。
メリットは、
デメリットは、
などです。
ある程度しっかりした、ユーザーにアピールして信頼性の高いサテライトサイトを運営したい場合は、「Wordpress」「MT」などで始めてみましょう。
独自サイトでのサテライトサイト運営とは、
サテライトサイト用に、HP制作会社にホームページ制作を依頼する方法です。
ホームページ内に
CMS(自分のパソコンから更新・編集できる機能)
ブログ機能(サイト内に設定したブログ)
を設定することで、自社管理・運営ができます。
サーバー設定などはHP制作会社が行いますし、使い方のレクチャーもありますので、専門知識がなくても、デザイン性とSEO効果性を兼ね備えたサテライトサイト運営が可能です。
デメリットは、一定の費用が掛かること、
SEOに精通し、運営援助までしっかり対応してくれるHP業者を探すのが大変であることです。
サテライトサイトは、メインサイト同様に力を割いて運営して行くことで効果を最大化できますので
「独自サイト」によるサテライトサイト運営を検討するのもよいでしょう。
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