インタースティシャル

インタースティシャルとは、
ウェブページを開いたときに
「画面中央にポップアップ」するなどで、閲覧者が見たいと思って開いたページ・コンテンツを広告などがふさいでしまう仕組みをいいます。

ページを開いたら、途端にポップアップで「広告」「ダウンロードボタン」「登録ボタン」等が表示される…それがインタースティシャルです。

多くの方が、ウェブページのコンテンツを見ようとしたら、急に宣伝バナーのようなものが表示されてイライラしたことがあると思います。

Googleは、インターステシャルは
検索エンジンによるコンテンツの把握が困難になり、検索のパフォーマンスが低下する可能性があります」としています。

インタースティシャル

インタースティシャルの表示は、SEO対策上でも非常に重要ですので、
このページの内容をご確認の上、設定する・しない、どのように設定るるか、などをご検討ください。

インタースティシャルの影響

インタースティシャルを使うことで、以下のようなマイナスの影響がもたらされる可能性が高くなります。

  • 検索エンジンがウェブページのコンテンツ情報を把握できない
  • ユーザーが、コンテンツを読まずに離脱したり、そのページを避けたりする
  • ユーザビリティーの評価が低くなり、検索順位に影響を与える

検索エンジンは、
そのページを閲覧したときの「ユーザーの満足度」を重要な評価基準にしていますので、
コンテンツを塞いでしまうようなインターステシャルは、基本「使わない」ようにしましょう。

インタースティシャルがNGとならないケース

以下の場合では
インタースティシャルを使っても、マイナスにはなりません。

  • 法律の要請で使う場合
    ウェブサイトの業種によっては「年齢確認」などを最初に行うよう法律で義務付けている場合もあります。
    この場合はインタースティシャルは必要な表示ですので、マイナスにはなりません。
  • 会員専用ページなど、インデックス登録しないページ
  • 画面の下に小さく表示されるもの

インタースティシャルのよくあるミスを避ける

上記のような法律の要請などで必要な場合を除き、インタースティシャルの使用は避けるべきです。

特に、以下のようなミスに注意してください。

  • インタースティシャルでページ全体を覆う
  • 「同意」や「入力」のために、別ページが開く(リダイレクト)

Google検索エンジンの評価内容

Googleは、インターステシャルを以下の基準で評価します。

  • オーバーレイの度合いが高いか?
    インターステシャルが、ページコンテンツを覆う割合(オーバーレイの度合い)が大きいほど、ユーザー体験・満足度を損なうため、検索ランキング上の評価が下がります。
  • ユーザーの操作・目的を妨げるか?
    インターステシャルによって、ユーザーがスクロールやタップしようとしたときに、その操作が妨げられる場合、ユーザーが情報を読む・関連情報を見つけようとしたときに、それが妨げられる…このような場合は、検索ランキング上の評価が下がります。

インターステシャルを表示する場合は、上記の基準に注意して、ユーザー体験を損なわない形で表示するように、細心の注意が必要となります

別方法を行うようにしましょう

インタースティシャルは、使用を避けることをお勧めします。

この方法に替わり、「バナーなどを使う」または「固定フッター」などを使うことによって、閲覧者がコンテンツを見ることを妨げず、
検索エンジンも情報を正確に把握することが可能になります。

右のような感じで、画面の下部や上部などに置くか、
バナーをコンテンツの中に入れる、などの方法をとることで、「目立たせる」ことと、「コンテンツ閲覧を妨げない」の両方が可能になります。

インタースティシャル

インタースティシャルとページエクスペリエンス・SEO

Googleは、「ページエクスペリエンス」を検索ランキングのシグナルとしています。

2021年から、「ページエクスペリエンスシグナル」を導入していますので、インタースティシャルは、SEOに影響します。

ページエクスペリエンスは、ウェブサイトを利用する人の「閲覧環境における満足度」についての指標で、以下の内容が重要となります。

  • ページの読み込み速度
  • モバイルフレンドリー
  • 安全性
  • 煩わしいインタースティシャルがないこと

つまり、インタースティシャルは、ユーザー満足度に影響を与えるシグナルとして、SEO・検索順位に大きな影響を与えるということです。

Google検索エンジンは、2021年からモバイルで、2023年からはパソコン表示でのインタースティシャル評価を始めており、インタースティシャル評価が、検索順位に直接影響を与えるようになっています。

インタースティシャルの表示は、「避ける」「慎重に検討する」ようにしましょう。

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